成し遂げない2015
2015年にタティングレースで作つたもので完成したものはいまのところない。
年賀状用に作つてゐるモチーフは、はがきに貼りつけて完成なので、完成したうちには入らない。
今年はひたすら「The Twirly をつなぐプロジェクト」を遂行してゐた。
The Twirly とは Jon Yusoff のデザインした六角形のモチーフである。風車に似た形をしてゐる。
The Twirly は、タティングシャトルを2つ遣つて作る。技術としてはスプリットリングを使ふ。
これまではシャトル2つ遣ひもスプリットリングも苦手だつたが、「The Twirly をつなぐプロジェクト」をはじめて以来、だいぶ苦手感がうすれてきた。
だいたい、シャトル2つ遣ひの上にスプリットリングが1モチーフ中6つもあるといふのに、The Twirly を作るのは最初から苦ではなかつた。
むしろ楽しい。
そもそも楽しいくらゐでないと、いくつも作つてつなげやうとは思はない。
そんなわけで、何度も失敗しつつ、いまでも The Twirly をつなぎつづけてゐる。
おそらく、世界で一番たくさん The Twirly を作つたことのある人間はやつがれだらう。
そんなわけで、タティングレースについてはもうこれ以上書くことがない。
例年、ビーズを使つてタティングしたいなあと思ふ。
折に触れさう思ふ。
ビーズは、毛糸やレース糸どころでなく一生かかつても使ひきれないくらゐ手元にある。
一緒に使へるだらう絹糸も同様だ。
なのに、なぜやらないのか。
やりたいのに。
ビーズを扱ふのはめんどくさいから、だな。
やりたいのにめんどくさい。
だからやらない。
めんどくさくてもやるときはやる。
めんどくささよりやりたさが勝つたときはさうなる。
最近、どうもやりたさよりめんどくささの方が先に立つんだよなあ。
「The Twirly をつなぐプロジェクト」をやつてゐるからかもしれないけれど。
あと、なにを作つていいのかわからないから、といふのも理由のひとつだ。
漠然と「かういふものを作りたい」といふ気持ちはあつて、しかし、具体的にどう作つたらいいのかわからない。
さういふことが多い。
自分でデザインできればそれを作るのだらうが、残念ながらさういふ能力はない。あるとしてもひどく乏しい。
そんなわけで、毎年「今年こそはビーズタティングを」と思ひつつ着手できぬままに暮れを迎へるわけだ。
来年はどうしたものかな。
できれば「The Twirly をつなぐプロジェクト」を完成させたい。
ビーズタティングはその次かな。
タティングレースだけでなくて、マクラメもやつてみたい。
Micro Macrame で時計をさげる紐を作りたいと思つてゐる。これにもできればビーズをあしらいたい。
できるかなあ。
とりあへず今は年賀状用のモチーフをせつせと作るとするか。
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