編みつけながら編む
Domino Knitting に掲載されてゐる Striped Shawl は二列めに入つた。
もともとは全部で六列だが、指定より太い糸を使つてゐるので五列にするつもりでゐる。
Striped Shawl は、一列細長いものを編んで、長辺にメリヤス編みを一段編みつける。
二列目は、一列目に編みつけたメリヤス編みに編みつけながら編む。
この「メリヤス編みに編みつけながら編む」のが思ひのほか楽しくて、な。
楽しいから進んでゐるつもりでゐたが、これまた思ひのほか進んでゐない。
編み地が大きくなつてきたので裏表をひつくり返しつつ編むのが大変になつてきたからだらう。
編みつけながら編むといふと、いはゆる Mitered Square のドミノ編みがさうだ。
すでに編めた四角形に四角形を編みつけていく。
かうすると、作り目をするよりも早くてらくちんだ。
Striped Shawl の編みつける方法は、どちらかといふと伏せ目に近い気がする。
伏せ目といふよりは、編み地を終はらせるときに用ゐられる方法といふべきか。
あるいは縁編みともいへる。
たとへば Pi Shawl だ。
Pi Shawl は最後編み終へるときに、円周にそつてぐるりとガーター編みを編みつける。六段くらゐだつたかな。
それまで円の中点から外周にむかつて編み進んでゐたものを、円の周囲をぐるりとめぐるやうに編み進む。
これがね、編みはじめは気が遠くなるのだけれど、編んでゐるうちに脳内麻薬が出てくるのだらうか、突然楽しくなつてくるときがある。
それに仕上がりもきれいだしね。
伏せ目をするときのやうに糸の引き加減を気にする必要もない。
ガーター編みの代はりに i-cord を編みつけることもある。
ウェアものだと i-cord の方が見栄えがよくていい場合もあるんぢやあるまいか。
i-cord も慣れるまでは「きーっ!」となりがちだけど、慣れると楽しいよな。
Striped Shawl を編みつけながら編むのがあまりにも楽しいので、そのうち杉綾模様つぽいヴェストをこの方法で編んでみたいぞ、と思つたが、考へてみたら杉綾模様はもつとかんたんに編める方法があるんだよね。とほほ。
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