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Tuesday, 17 November 2015

またしてもレース糸の色の話

タティングレースもさほど進んではゐない。
あみものよりは進んでゐるかな。
昼休みに作つてゐるからね。

先日ボビンに巻いてゐた Lisbeth #40 の Ocean Turquoise Dk は使ひきつてしまつたので、いまはおなじ Lisbeth #40 の段染糸を使つてゐる。
どちらもおなじ40番手のはずだが、なんとなく太さが違ふやうな気がする。
今回使つてゐる段染糸の方が若干細い。

色のせゐでさう感じるのかな、とは思ふ。
今回使つてゐるのは、桃色や黄色の段染糸だ。色がまざつたところは橙色や紫色になつたりしてゐる。
どちらかといへば、ターコイズよりも膨張色だと思ふんだけどなあ。

いま作つてゐるのは、先週のエントリの写真にあるモチーフとほぼおなじだ。中心のリングのピコにつなぐ小さなリングの目数を変へてみた。
前回作つたものより二目減らした。
モチーフ自体がすこし小さくなるので、糸も細いやうに感じるのだらうか。
太いの細いのといつても実に微妙な差なので、目で見ただけではよくわからない。

よくよく見ると、スティッチのふくらみ具合がことなつてゐる。
ターコイズの方がスティッチがふくらんでしつかりしてゐるやうに見える。
手加減が違ふだけかもしれない。
段染糸の方が糸を引きやすいんぢやないかなあ。糸のすべりがいいといふかさ。

以前書いたやうに、オリムパスの金票40番の緑色が好きである。
この糸は、なぜかスティッチがぱつきりと際だつのがいい。
ほかにはターコイズを使ふとそんな風なスティッチになる。
理由はわからないが、おそらく染料のせゐなんぢやないかと思つてゐる。
緑やターコイズに使はれてゐる染料に、タティングのスティッチをぱつきりと見せる効果があるのぢやあるまいか。
おなじ金票40番でもほかの色の糸にはさういふ感じを受けないからだ。

と、何度か書いてゐるのだが、「さうだよね!」といふ意見を聞かないので、単に気のせゐなのだらう。
毛糸などは、おなじ糸でも色によつて太さが違つたりする、といふ話を聞くけどね。黒より白の方がほんのわづかに細い、とか。さうしないと太さがそろつて見えないから、といふのだ。
でもそんなことしたら、色を変へたらゲージも変はつちやふんぢやない?
さうも思ふが、ゲージが変はるほどの差はないのだらう。
この話がほんたうだとして、だけどもさ。

そんなだから色によつて結びやすいものもある。その反対もある。
黒はなんとなく結びづらい。
よく見えないからかなあとも思ふが、おそらく違ふ。
黒いレース糸は使つてゐてなんとなく針金のやうな印象がある。
スティッチもふんわりした感じにはならない。
どこか糸を引き切れてゐないやうな印象を受ける。
それでも黒いレースといふのはいいものだ。
だからつひ黒い糸を手にしてしまふ。

まあ、年賀状には黒い糸とか白い糸は使はないけどね。
次にボビンに巻くとしたら牡丹色の糸かなー。
手持ちの糸をいろいろ使ふのは楽しい。
年賀状には間に合はないかもしれないけどな。

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