年賀状の行方
もう年賀状を出すのはやめやうかな。
そんなことを考へてゐるのは、タティングレースのモチーフをまつたく作れてゐないからだ。
シャトルに糸は巻いたんだけどなあ。
旅行先にも持つてきてゐる。
でも、高速バスの中ではちよつとやりづらい。
高速バスの中つて案外車窓を眺めてゐるだけであつといふ間に時間がたつてしまふものなんだよね。
たとへ新宿から四時間半近くかかるとしても。
京都や大阪に行くときの新幹線の車中さうだ。
以前はタティングもしたものだつたんだけれどもねえ。
芝居の幕間などでもよくタティングをしたものだつた。
むかしの歌舞伎座ではよく結んでたなあ。
過去ばかりふり返つてゐてもダメか。
記憶と理性とが心のよりどころだからさ。
つひ、ふり返つちやふんだよね。
とりあへず、今月はまだ二十八日あるから、そのあひだにどれだけ作れるか、それによつて年賀状をどうするか決めるか。
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