Striped Shawl を編む
結局、茶羽織は見送ることにした。
ほかに編みたいものができたからである。
糸は茶羽織を編むつもりで用意した糸を使ふことにして、ちよつと買ひ足してきた。
Domino Knitting の一番最後に掲載されてゐる Striped Shawl を編むつもりである。
なんか、暖かさうだつたんだもん。
この Striped Shawl は以前も編むつもりで挫折したことがある。
なぜといつて、編むのが遅かつたからだね。
いまはそのときよりは速くなつてゐるのでなんとかなると思ふ。
編み始めてみて、今回はいけさうな気がしてゐる。
土曜日に青山一丁目の三ツ葉屋に行つて糸を買ひ足して、必要な量ぴつたりだつたのでちよつと不安になつてゐるところだ。
使用してゐるのは Filatura Di Crosa の Zara だ。
廃番が決まつてゐるのらしいとは先週も書いた。
Zara に似てゐる糸といふと、パピーのダイドー牧場グランメリノだらうか。
Zara の方がしつかりした糸といふ印象がある。
編んでゐて、とにかく気持ちがいい。
ウォッシャブルらしいので、ちよつと糸が滑りやすいやうな気もするけれど、まあ、そこは今後の使ひ勝手に関はつてくるからいいかなつて。
Zara を三号針で編んでゐる。
指定のゲージよりも手がゆるいので、30目のところを26目で編みはじめてみた。
ひたすらガーター編みなんだけれども、これが楽しい。
かういふときつてあるんだよね。
ひたすらメリヤス編みだけをしてゐるのが楽しい状態のときつて。
Striped Shawl は Striped といふくらゐだからしましま模様である。
すなはち、途中で糸を変へて編むこともある。
それもまた楽しからずや。
編みモードに突入したといふことだらう。
Striped Shawl は、肩にかけたときに背中はすつぽり覆はれて、前も一番長い部分は足の付け根くらゐまではくるんぢやないかといふ、ちよつと大きいサイズのショールである。
膝掛けにもいいんぢやないかなあ。
細目の針で編んでゐるので、編み地は結構しつかりしてゐる。
Striped Shawl は、ドミノ編みの本に出てはゐるけれど、いはゆる Mitered Square ではない。
細長いストリップを編んで、編みながらつなげていく。
編みながらパーツをつないでいくのがドミノ編みといはれればそのとほりだ。
そんなわけでくつ下は最初の片方が完成間近のところで止まつたままだ。
一方、茶羽織はといふと、以前からあたためてゐる色柄があるので、それで編んでみるつもりでゐる。
また毛糸を探しに行かなければならない。
クイーン・アニーになら色がありさうなんだけれども、理想よりはちよつと糸が太いんだよねえ。
プリンセス・アニーにはなかつたやうな気がする。
リッチモアのパーセントにならあるだらうか。
あるいは、中細毛糸なら大抵の色は揃ひさうな気がするから、中細毛糸で探すかな。でも中細毛糸の二本取りだとやつぱりちよつと太い気がするんだよなあ。
といふわけで、毛糸屋通ひはまだつづきさうだ。
余分なものは買はないやうにしなければ、な。
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