英国製から仏国製へ
どうやら来年は Smythson から SCHOTT'S MISCELLANY DIARY(以下、SHCOTT'S) は出ないのらしい。
来年の手帳をどうしやう。
おなじサイズの Smythson の Panama の手帳にするか。
さんざん考へて、それはやめることにした。
なぜ SCHOTT'S を使つてきたのか。
それは、サイズが絶妙だからである。
薄くてかさばらず、どんなかばんにも入る。
これまでいろいろな手帳を使つてきたが、どうしても持ち歩けないときがあつた。
かばんに入らないからである。
入らない、といふと大げさかもしれない。
手帳を抜くとほかの荷物がちやんとおさまるから。
そんな感じかな。
これまで使つてきた中では、「超」整理手帳とかトラベラーズノートのスケジュール帳とかが結構気に入つてゐるのだけれど、使ひつづけてゐない理由はかばんにおさまらないときがあるからだ。
どちらもいいんだけどねえ。
据置で使へばいいのかなあとも思ふ。
昨今のセキュリティだのコンプライアンスだのとうるさい世の中のことを考へると、職場のことは職場で完結させておいた方がいい、といふこともある。
しかし、SCHOTT'S を使つてわかつた。
スケジュール帳は持ち歩いてナンボである。
持ち歩くからしよつ中見るし、持ち歩くからしよつ中書き込むことができる。
すなはち、活用できる、といふことだ。
これまで、スケジュール帳を使ひつつもなんとなく使ひこなせてゐなかつたのは、必要なときに手元にないことがあつたからだ。
SCHOTT'S を使ひこなしてゐるわけぢやないけれどもね。
SCHOTT'S を手に持つてみる。
やつがれの手は小さい方だ。
SCHOTT'S は持つたときの大きさがちやうどいいんだよねえ。
片手に持つたままでぱらぱらページをめくることもできる。
これがいいんだなあ。
しかし、来年の SCHOTT'S はない。
といふわけで、来年は MIGNON をメインで使つてみやうかと思つてゐる。
MIGNON は、革のカヴァまで持つてゐるのに、これまで主に使ふ手帳ではなかつた。
これも勝負手帳に近いかな。
伊東屋のメルシー券がたまりまくつてゐたときに、MIGNON の革カヴァを手に入れた。
一応毎年使つてはゐるので、萬年筆で書き込んでも大丈夫なこともわかつてゐる。
問題は、ちよつと大きいといふことなんだなあ。
あと、大きいわりには SCHOTT'S より書き込める量が少ない。
多分、少ないんぢやないかな。
書き込むときに工夫がいる気がする。
罫線を無視して使ふことにするかなあ。
いざとなつたらカヴァを取つて使ふといふ手もある。
それと、開いたときに手で押さへる必要がないといふのもいい。
SCHOTT'S は手で押さへる必要があるからね。
とりあへず、三月まではミニョンの手帳を使つてみるつもり。
気に入らなかつたら四月はじまりのスケジュール帳を探すくらゐの気持ちでね。
その前に来年の MIGNON の手帳を買はねばならいわけだが。
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