行き先知れず
「The Twirly をつなぐプロジェクト」は進んではゐる。
モチーフも五十枚近くつなぐと、一枚二枚増へたところで見栄えが変はらない。
ゆゑに写真もなし、である。
The Twirly は Jon Yusoff のデザインしたタティングレースのモチーフである。六角形で風車のやうな形をしてゐる。
以前も書いたが、もしかしてこの世で一番 The Twirly を作つたことがあるのはやつがれなのではないかと思ふことがある。
とはいつても、まだ五十枚とちよつと。
間違へたといふので切つてしまつたものや、チェインが短すぎるといふので二十一枚つないだところでやめにしてしまつたものを合はせても、百枚にはとどかない。
百枚くらゐ、作つてゐる人もゐさうだよなあ。世間は広いもの。
昨日は、作りかけの Black Magic を少し進めてみた。
作りながら思つたことがある。
今後、どれくらゐタティングレースを作ることができるのか、といふことだ。
時々考へる。
手持ちの毛糸やレース糸をすべて使ひ尽くすことができるだらうか、と。
編みたい結びたいと思つてゐるものをすべて作ることができるだらうか、と。
なにかはあきらめないといけないのではあるまいか。
そんなわけで最近はあまり紡いでゐないわけだが。
毛もたくさんあるんだけどね。
たとへばあみものかタティングレースを選ぶとする。
あみものにしたとしやう。
あみものには棒針編みかかぎ針編みかがある。
どちらも、は時間的にむづかしい気がするんだよね。
かぎ針編みにはアフガン編みもあつたりするし。
変はつたところではストレッチ編みの針も持つてゐたりはする。
タティングレースにしてもシャトル・タティングとニードル・タティングとがある。
ニードル・タティングは久しくやつてゐないけれど、あの手の動きが好き、とはここにも何度か書いたとほりである。
シャトル・タティングも手の動きがいいんだよね。
だが、どちらも、がむづかしいのはあみものとおなじである。
時間の使ひ方が下手だからなあ、とも思ふ。
もつと時間を有効に使へるのなら、あみものもタティングレースもした上で紡ぎもできさうな気がするんだけどなあ。
それは時間の使ひ方が下手な者も妄想だらうか。妄想でなければ願望といふかさ。
自分がいまできてゐないのは時間の使ひ方が下手なせゐで、上手になれば両方ともうまくいくのではないか、といふ願望なのかもしれない。
タティングレースにしてもあみものにしても、ビーズを取り入れたものも作つてみたいしねえ。
とりあへず、タティングレースでは最近「仕上げる」といふことをしてゐないので、まづはあと少しでできあがる Black Magic をなんとかするかなあ。
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