計画は最初に確認
「The Twirly をつなぐプロジェクト」に光明が見えてきた。
The Twirly は Jon Yusoff のデザインしたタティングレースのモチーフである。六角形で風車のやうな形をしてゐる。これをたくさんつないで最終的にはちよつと壊れた大きな六角形を作るのが「The Twirly をつなぐプロジェクト」だ。
光明といふのは「考へてゐたよりもこの先つなげるモチーフの数が少ない」といふことだ。
……なにをいまさら。
さう云ひたくなるのもごもつともだ。
なにせここのところ「ああ、やつと二段目が終はつたよ」などと目先のことしか見てゐなかつた。
全体像がどうであるかよりも、いま目の前のモチーフひとつを作ることの方がが重要だつた。
さういふことだらう。
もともとのデザインではつなぐ六角形が大きめである。
そのため最初のうちは The Twirly を七つつないで六角形にしたモチーフを1枚と勘定してゐた。
その大きなモチーフを15枚つなぐと完成する。
現在7枚と半分くらゐつなげてゐる。
あと半分ぢやないか。
さう思つたら、俄然やる気が出てきた。
いままでやる気がまつたくなかつたかといふと、さうでもない。
待つたくるやる気がなかつたら、50枚を越えるモチーフをつなぎつづけてなどゐないはずだ。
ただ、半ば惰性のやうになつてゐたとはいへる。
ゆゑに終日のたりのたりかなといつた感じでなかなか進まなかつたのだらう。
それが、ここにきてすでに半ばに達してゐるといふことが判明した。
だつたら完成できるんぢやあるまいか。
さういふ気がしてきた。
最初からちやんとつなぐモチーフの枚数を確認しておくのだつたかなあ。
全部で105枚つなげばできる。
さうわかつてゐたら、もつと早くできあがつてゐただらうか。
できてゐたんぢやないかな。
そんな気がする。
それは今後大きなものを作るときに確認するとしやう。
まだタティングレースで大きいものを作るつもりで買ひこんだレース糸が山とあるしね。
一方で、今回はこれでよかつたのかな、とも思ふ。
The Twirly は作つてゐてとても楽しいモチーフだ。
だからたくさん作ることも可能だらうと見込んではじめたプロジェクトだつた。
でも最初から105枚もつなげなければいけないと認識してゐたらどうだつたらう。
……うーん、105枚くらゐならいけるかな。
いける気がする。
とすると、今回はやはり失敗だつたのか。とほほ。
The Twirly を作るのはあひかはらず楽しい。
Jon Yusoff にお礼を言ひたいくらゐだ。
そして、ゴールが見えてくると(といつてもまだこれまでかかつたのと同等以上の時間がかかるわけだが)、次のことも考へはじめてしまふ。
Mary Konior の Masquerade をたくさんつなげてみたいんだよね。
あと七宝模様をつなげたものを作りたい。
例によつて「それつてほんたうにやりたいことなのか?」「やる必要があるのか?」と思つてしまふこともあるが、まあひとまづは The Twirly をつなぎつづける所存である。
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