予定用の手帳がほしい
自分の手帳の使ひ方は、ほぼ「記録を残すこと」に限られてゐる。
手帳といへば、普通はスケジュール帳を思ひ浮かべるだらう。
予定をたてて記す先、それが手帳だ。
世間的にはさうなんぢやないかな。
予定をたてるには、まづ普段自分がなにをどれくらゐどうやつてゐるかを記録する必要があるだらう。それがわからなかつたら予定などたてやうがない。
だから、日々の行動記録を取るのは間違つたことではない。
問題は、予定を立てるのに役立つやうな行動記録を残してゐないことだらう。
予定をたてるのに必要な情報を集めるには、たとへば朝食の支度にどれくらゐ時間をかけてゐるか、朝食を食べるのにどれくらゐ時間がかかるか、などと細かく時間をはからねばならない。
これができさうにないんだよね。
今もライフログ系のアプリケーションをiPhoneに入れて睡眠時間や通勤時間、勤務時間や食事にかける時間、芝居を見てゐる時間などを記録してはゐる。
でも取り方が粗いんだよね。
しかも、時に記録が取れないことがある。
以前もちらつと書いたやうに、やつがれは電車やバスの乗り降りのときはiPhoneをしまふやうにしてゐる。
また、人と一緒のときはできるだけiPhoneには触らないやうにしてゐる。
さうすると、iPhoneのアプリケーションで記録を取れない場面に出くはすことが多いんだな。
なにもiPhoneで取る必要はない。ノートに記してもいい。
でも「記録を取らなきや」と思ふことがすでに負担なのだ。
さういふときがある。
と、記録の取れない云ひ訳はこれくらゐにして、でも、どうにかして予定用の手帳を使ひたい。
最近そんなことを思つてゐる。
なぜ?
もつと寝る時間を確保したいからだな。
ちやんと寝るとあみものも進むし、本を読んでもよくりかいできるし、なにより世の中のことを「おもしろい」と思へる確率が増えてくる。
ものごとを「おもしろい」と感じるには、自分に余裕がないとムリだ。
寝不足だとその余裕がない。
寝足りてゐれば、なにが書いてあるかよくわからないけれどなんだかおもしろいことが書いてあるよこの本には、などと思へる。
その方が人生楽しいぢやん。
記録は記録で取るやうにして、予定用の手帳を持つやうにしたい。
予定用の手帳にはほぼ日手帳カズンかスライド手帳を考へてゐる。
24時間まるまる書ける方がいいか、二週間単位で予定を見渡せる方がいいか。
記録を残しつつ考へることにしたい。
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