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Monday, 20 April 2015

次のくつ下

あひかはらずくつ下を編んでゐる。

先週書いてゐた毛糸の足りないくつ下は、その日の夜に仕上がつた。
結局、つま先がこんなことになつてゐる。

Socks

まあ、いいんぢやないかな。片方だけだけど。
さういや完成写真を撮つてゐないのだつた。
昨日一昨日で撮るつもりだつたのをすつかり忘れてゐた。
ま、いいか。

これまた先週「かせの状態の毛糸が多い」といふやうなことを書いた。
それでくつ下編みはしばし停滞するだらう、と。
先週の火曜日に毛糸の入つてゐるタンスを見てみたら、玉の状態のくつ下毛糸が五足分見つかつた。
まだしばらくは大丈夫なやうだ。

そんなわけで、火曜日にこの糸で編み始めた。

Socks

Opal の キリン柄だ。
どのあたりがキリンなのかよくわからないが、キリンの写真がついてゐるのでキリンなのだらう。

二足つづけて履き口から編み始めたので、つま先から編み始めてみた。
こんな感じである。

Socks

「毛糸だま 春号」でいふところの「Figure 8」の作り目で編み始めた。
針は0号針を選んだ。
編み始めて、即後悔することになる。
この編み始め方は、四本針や五本針には向いてゐないことを思ひ出したからだ。
輪針で編むならかんたんなのになー。
棒針だと作つた目がきつくなり過ぎて、一段目を編むのに難儀をすることになる。
それで、以前も四本針とか五本針で編むにしても、作り目とそのあとの一、二段は輪針で編んでゐた。
それを編み始めてから思ひ出した。
遅いよ。

輪針を出してくればいいのに、結局五本針で編みすすめた。
なんとかなるものだ。
今回は、甲側は二目ゴム編みの変はり模様のやうな模様にして、裏側はメリヤス編みにしてみた。
二目ゴム編みの変はり模様といふのは、二段二目ゴム編みを編んだら次の二段は全部メリヤス編み、といふ模様である。二目ゴム編みのヴァリエーションといつたところか。
なんで二目ゴム編みにしなかつたのかといふと、途中で飽きさうな気がしたからだ。
また、いま編んでゐる模様の方が段数を数へやすい。
そんな感じで、先週のうちにかかとを編み終へて、脚部分に入つたところである。脚は一周ぐるりと二目ゴム編みの変はり模様で編んでゐる。

かかとは、Wrap & Turn を採用した。
最初は、ラウンドヒールにするつもりだつた。
そのつもりで「毛糸だま」の編み方を読んで、しかし、いま編んでゐるくつ下の目数にあはせるのがめんどくさくてやめてしまつた。
「毛糸だま 春号」のくつ下特集はとてもありがたいのだが、いくつか困つた点がある。
これまでも書いてきたやうに、一周の目数が多すぎる。
そして、かかとやつま先の編み方が、その目数通りに編まないと応用がきかない書き方になつてゐる。
もつといふと、かかとやつま先に入るときには、米国のあみものの本だつたら「残り2.5 inchになつたらかかとを編み始める」とかなんとか、具体的な長さで指定してゐるものが多い。
「毛糸だま」は違ふ。何段編んだらかかと/つま先を編み始める、といふやうになつてゐる。
せつかく足のサイズの表を載せてゐるのになあ。

先週編んだくつ下は、かかとはうまいこと数値を調整することができた。
いま編んでゐるくつ下ではそれができなかつた。
「なんかさー、そこまでしてやらなくても」と思つてしまつたんだよね。
そんなわけで、なにも見なくても編める Wrap & Turn のかかとを採用したといふ寸法だ。

Wrap & Turn は、引き返し編みのかかとだ。
本邦でよく見る引き返し編みのかかとと違ふ点は、編み残す目の根本に糸をかける点だ。
本邦では、編み残す目のそばにかけ目をするのが一般的な引き返し編みだと思ふ。
どちらがいいかは、まあ、好きずき、かな。
編みなれてゐるので、Wrap & Turn を採用することが多い。

いはゆる Heel flap のあるかかとよりも、Wrap & Turn のかかとの方が自分の足にはフィットする。
かかとを好きなやうに細くすることで、フィット感がたかまるからだ。

Heel flap のあるかかとの場合、一周の半分をさらに三分の一にわけて、あまりを真ん中部分に寄せることになる。
かかとの細さを自在に変へるのはむづかしい。
まあ、三つにわけるときにきつちり三等分しなければいいのかもしれないが、いづれにしてもかかとのできあがる前にどれくらゐの比率で分けるか決めておかなければならない。
すなはち、編みながら調整できないといふことである。

その点、Wrap & Turn のかかとの場合は編みながら様子を見つつ細くできる。
そこがいい。

ただ、編んでゐて楽しいのは Heel flap のあるかかとなんだよねえ。
あの三角形のまちができあがつていくのを見るのが楽しいし、できあがつたまちを見るのもいい。
「毛糸だま」にはこの Heel flap の部分にいろんな模様を配してゐたりして、それも楽しい。

世の中、なかなかうまくいかないね。

Wrap & Turn のかかとを編むのは、何年ぶりかわからないくらゐ久しぶりだ。
でもまあ、まあまあ、かな。
0号針で、なるべく力を入れないやうにして編んでゐるのだが、かかとの部分だけはやはりちよつと力が入つて手がきつくなつてしまつた。
かかとだからそれくらゐしてもいいだらう。

脚部分の長さはどれくらゐにしやうかな。
次なる難関は輪の二目ゴム編み止めだ。
いつごろになるかのう。

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