小さい達成感の積み重ね
The Twirly をつなぐプロジェクトも、昨日で42枚目がつながつてゐるはずだつた。
気がついたら、41枚目のモチーフをつなぐ位置がまちがつてゐる。
といふわけで、現在40枚のモチーフがつながつた状態である。
いつもの説明である。
The Twirly といふのは Jon Yusoff のデザインしたタティングレースのモチーフである。六角形で、風車のやうな形をしてゐる。
これをたくさんつないでちよつと壊れた大きな六角形にしやうとしてゐる。
42枚つながると、モチーフを7枚つないだ六角形が6枚つながつたことになる。
その状態で一度写真を撮るつもりだつたんだけどなあ。
7枚つなぎのモチーフの枚数は数へない、などと書いてはゐたが、やはりそこは気になる。
以前も書いたかと思ふが、もともとはもつと大きい六角形をつなぎたかつたからだ。
しかし、大きなサイズで「これ!」と思ふやうなモチーフといふかドイリーといふかが見あたらなかつたので、The Twirly をつなぐことにした。
ほんとは大きいサイズで1枚の方が小さいサイズ7枚をつないだものよりいいんだけどね。
まづ、糸端の処理が少なくなるだらう。
大きいサイズだとタティングシャトルに何度か糸を巻く必要があるかもしれない。そのたびに糸端の始末は必要になる。
でも、7回も糸端の始末をする必要はないんぢやないかな。
この場合の「大きいサイズで1枚」は、何段かあつて、段をあがるたびに糸を切らないといけないデザインのものは想定してゐない。
一段でできるものや段の間はスプリットリングなりで埋められるものを想定してゐる。
まあしかし、あんまり大きいと達成感を得るのがむづかしくなるかもしれないな、とは思ふ。
昨日のエントリに書いたやうに、現在くつ下を編んでゐる。
くつ下を編んでゐると、ほんたうに楽しい。
きつとやつがれ向きなんだな。
なぜ楽しいのかについても何度かここに書いてゐる。
円周のそんなに長くないものをくるくる編むのが楽しい。
中細毛糸くらゐの太さの糸を0号とか1号くらゐの針で編むのが楽しい。
そして、編んだ結果がわかりやすいので編んでゐて張り合ひがある。
いま編んでゐるくつ下の模様は、増やし目と減らし目とでする縄編みで、20段で一模様、それを脚の部分は三模様半編むことになつてゐる。
一模様でもなんとなく感じは出るけれど、二模様くらゐ編まないと「模様ができてるー」といふ達成感は得づらい。
でも、くつ下だから、なんとかなるんだな。
セーターで20段一模様を二模様編むのに比べたら、くつ下はあつといふ間だ。
即編んだ結果の出るところがいいんだらう。
タティングレースのモチーフもおなじことだ。
小さいモチーフをつないでゐると、モチーフひとつ作るごとに達成感がある。
つなぐ枚数がわかつてゐれば、「残り何枚」といふのもそこでわかる。
小さな達成感の積み重ねで、大きなものもできあがる。
そんな気がする。
大きいモチーフもいいかもしれないけどなー。
The Twirly をつなぐプロジェクトが完成したあかつきには、それも考へてみるかなあ。
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