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Tuesday, 17 March 2015

糸巻き巻き

Lisbeth #40 Periwinkel

タティングシャトルを使つてタティングする場合、糸を巻く必要がある。

なにをいまさら、といふ話で恐縮である。
実はこの糸を巻くのが時に億劫なのである。

ニードルタティングならそこんとこ不要なんだけどねえ。

億劫、といふのは違ふかな。
時間のムダのやうに思へるのだ。
糸を巻くこの時間、ほかのことに使へるのに、と思つてしまふ。
できれば糸を巻くのはなにかの片手間にやりたい。
TVを見ながらでもいいし、移動の最中車内ででもいい。
でも、ほかにできることのある状態でやるのはイヤ。
ほかにできることのある状態つて……まあ大抵の場合はさうなんだが。

本来は、シャトルに糸を巻くところからタティングレースははじまつてゐる。
シャトルに糸を巻くのは重要な作業である。
糸のよりをかけることなくほどくことなく中庸にうまく巻くのは、結構むづかしい。
結局タティングしながら糸のよりを戻すことになりがちなやつがれである。
近頃面目次第もございません。

Burda のタティングレースの本には、シャトルを回しながら糸を巻くといいとあつた。
さうすると糸のよりがきつくならないのらしい。
また、レース糸を取るときに、糸玉の上に引くやうにするといいといふ話もある。
糸玉の横から糸玉を回すやうに取るとよりがかかりすぎたりほどけてしまつたりするのださうだ。

む、むづかしいな。

いろいろ試してみたけれど、結局タティングしてゐる最中に気になつたら糸のよりを調整するといふ方式に落ち着いてゐる。
巻きつけてゐる最中によりがどうなつてゐるかなんて、わからないことも多いんだもの。

さて、今日の写真は The Twirly をつなぐプロジェクトに使つてゐるレース糸である。
Lisbeth #40 の Periwinkle といふ色の糸だ。Periwinkle は本邦だと蔓日日草といふのらしい。
極々淡い紫色で、ぱつと見ると水色にも見える。
そんな色だ。
そんな色のはずなんだけれども、Lisbeth のこの糸は紫色にしか見えないな。
ま、いいか。

糸を使ひ切つてしまつたと思つて新たな糸を持つてきたのだが、前の糸はまだ半分以上残つてゐた。
まだ手つかずの糸が2玉ある。
予定してゐる「ちよつと壊れた大きな六角形」を作るのに十分だな。

といふわけで、今日は糸を巻くところからはじめる予定だ。

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