2015年2月の読書メーター
2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1201ページ
ナイス数:11ナイス
絶叫委員会 (ちくま文庫)の感想
読み終へた後、電車の中で男子高校生が「マルセイユしてきてさ」とか云つてゐるのが異様に気になつた。この本に書いてあるやうなことつて、普通にあるんだ。なんだらう、「マルセイユする」つて。サッカーか何かか? 男子高校生にマルセイユ・ルーレットは可能なのだらうか。或はゲームの世界の話だつたのか。謎。
読了日:2月2日 著者:穂村弘
The Memoirs of Sherlock Holmesの感想
最後の事件つてこんなに感傷的だつたつけかー、と思ひつつ読む。「机の上で書いたやうに整然とした文字」だつたと記憶してゐるんだけど、なんか違つたようだ。
読了日:2月10日 著者:ArthurConanDoyle
女占い師はなぜ死んでゆく (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)の感想
この翻訳はなんとかならなかつたのだらうか。ミステリアスプレスの頃から早川書房の翻訳は妙なのが増えたやうな気がする。せつかくいい話なのにもつたいない。先に出版された本が入手困難になつてゐるの惜しまれる。結末は「かうのうてはかなはぬかなはぬ」といつたもの。さうだよな。さう思ふよな。
読了日:2月14日 著者:サラコードウェル
The Hound of the Baskervilles: A Sherlock Holmes Novel (Illustrated)の感想
「緋色の研究」「冒険」「四つの署名」「思ひ出」と読み返してきていまのところこれが一番おもしろかつた。「緋色の研究」や「四つの署名」は「何故」の部分がたるい感じがしたけど、これにはさういふところがない。ホラー風味なのがいいのだらうか。怖いの苦手なんだけども。
読了日:2月18日 著者:SirArthurConanDoyle
樽【新訳版】 (創元推理文庫)の感想
職場で話題になつて懐かしくなり再読。と思ふたら新訳であつた。それにしても相変はらずおもしろい。地名に関しては、「それぞれ違ふ場所」くらゐの認識で読んだけど、それで特に問題はないと思ふ。小学生のときに「ミステリマガジン」で連載されてゐた「BAR酔虎伝」で知つて読みたくなつたことを思ひ出しつつ海道龍一朗のエッセイを読んだ。
読了日:2月23日 著者:F・W・クロフツ
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