2015年1月の読書メーター
2015年1月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3110ページ
ナイス数:19ナイス
三国志演義 (一) (講談社学術文庫)の感想
「哥哥」とか「二叔」とかをそのままにしてゐることに何か意味があるのかなあ。今回は何故か賈詡の動向に付箋を貼りまくつてしまつた。なぜか気になつたのらしい。
読了日:1月6日 著者:
The Hobbit: Illustrated by Alan Leeの感想
「指輪物語」の日本語にどうしても馴染めなかつたこどものころ、みんなが絶讃してゐる影で「自分はどこかをかしいのかも」と思つてゐた。ある時「もしかしたら原書なら読めるのかも」と手に取つたのがこの本。無理して読んだなあ。最近映画を見て、でも二話目だけ見てゐないので、あらためて読みなほして見たといふ次第。「指輪物語」も読むかなあ。
読了日:1月14日 著者:J.R.R.Tolkien
漢文力 (中公文庫)の感想
かつて漢籍の知識は、判断の基準であり物事を見聞きする時の指針であつた。それを失つた時、最低限ギリシャ・ローマの古典を代はりにすればよかつたのに、今の自分はなにも持たない。せめて蝋燭の灯火程度と思ひつつもちびちび漢籍を読むしかないのかなあ。
読了日:1月16日 著者:加藤徹
孤独の価値 (幻冬舎新書)の感想
仮面ライダーが戦隊もの化してゐるのも、「絆の肥満状態」のせゐなのか知らん。スポンサからの依頼だけではないのかもね。
読了日:1月17日 著者:森博嗣
文体の科学の感想
「文体は人なり」といふ帯の惹句に惹かれて手にしたのだが、この点では期待はづれ。著者の目指すところはあつて、そこに至るまでの道のり、そして未だ道半ば、といつたところ。そのつづきを期待してゐる。
読了日:1月20日 著者:山本貴光
気になる部分 (白水uブックス)の感想
会つたことはないはずなのに、絶対自分は岸本さんと酒を酌み交はしたことがある、と思つてしまふ一冊。
読了日:1月21日 著者:岸本佐知子
史記 6 世家 中 新釈漢文大系 (86)の感想
「秦本紀」とか「秦始皇本紀」とかと合はせて読みたくなつてくるが、ひとまづ読了。そのうちあちこち気になるところを読み返しつつ読む、とかやつてみたいのだが、いつになることやら。
読了日:1月25日 著者:吉田賢抗
変革と激動の時代 明・清・近現代 (中国人物伝 第IV巻)の感想
一巻などに比べるとだいぶ世知辛い。「中華民国史」とかどうなるんだらうねえ。「中華人民共和国史」とか。紀伝体なのかなあ。さうだとして、どういふ人物の列伝が立てられるのか。列伝ばかりなのか。ちよつと気になるけど、いづれできあがるころには生きてはゐまい。
読了日:1月25日 著者:井波律子
三国志談義 (文春文庫)の感想
「三国志(演義も含む)」の知識はともかく、俳句や川柳を嗜むわりに「長坂橋は八月だから夏」と云つた舌の根も乾かぬうちに「孔明が死んだのは八月で秋」とか云ふてゐるのはどういふことなの? でもいいの。好きなことについて話すときつて、かういふものなのだと思ふ。読書に「ためになること」を求めてゐる向きには勧めない。読書とは楽しむもの、といふ向きには是非。
読了日:1月27日 著者:安野光雅,半藤一利
The Sign of the Fourの感想
高校生のころ、「ホームズはコカイン打つんだぜ」と云つたら「ホームズは絶対そんなことはしない!」とか云はれたことを思ひ出しつつ読む。「緋色の研究」ではたるい部分があつたが、こちらではうまく処理されてゐる感じがする。
読了日:1月30日 著者:SirArthurConanDoyle
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