連想
例年、一月二日は初芝居の日である。
と打つと、なぜかやつがれのMacBookは「初司馬懿」と変換してくれてしまふ。
いいんだけどさ。
今日飯田市川本喜八郎人形美術館ではお正月特別開館を企画してゐるのらしい。
あと一時間半もすると開館するといふのだ。
いいなあ。
知つてゐたら行つたのに。
とはいへ、一日も三日も美術館はお休みだし、飯田駅のまはりのお店はどこもお休みだらう。からうじてコンビニエンスストアが開いてゐるくらゐなんではあるまいか。
それに、ニュースでは今日の午後から早くもラッシュがはじまるといふ。
つい一昨日くらゐに帰省ラッシュがあつたやうな気がするんだがなあ。
先日も書いたとほり、今年の目標のひとつに「歩く」といふのがある。
昨日も早速歩いて来た。
いつもの土日に歩く時間よりすこし早かつたからといふこともあるのかもしれないが、とにかくしづかだつた。
人通りも車通りもほとんどない。
途中に神社があるので初詣客はチラホラゐたけれど、それもたいした人数ではない。
空は晴れわたり、冷えきつた空気も清々しい。
いつもかうだつたらいいのになあ。
月曜日に出勤したときもさう思つた。
道は空いてゐて電車もガラガラ。
駅は乗り換への人々で多少混み合つてゐたけれど、出勤時間にはたいしたことはなかつた。
いいなあ。
毎日かうだつたらいいのに。
日本の人口は減りつづけてゐるといふ。
地域的なことでいふと、やつがれの住んでゐるあたりでは、就労人口が激減してゐる。
なぜといつて、平日の朝見かける人が減つてゐるからだ。
時差通勤で決まつた時間に出勤しなくてもよくなつたから、といふこともあるのかもしれない。
でもそれだけぢやあない。
地域全体が高齢化してゐるのだ。
その証拠に、昼間バスや電車に乗ると異様に混んでゐる。
昼間は本数も車両編成も少ないからだ。
「お年寄りに席を譲りませう」なんていふけれど、座席に座つてゐる人も「お年寄り」だ。もうこれ以上譲りやうがない。
そんな状態を目にすることになる。
そして、やつがれもまた、もうその高齢者に近い方に組してゐる。
正月からなにもいい連想は生まれないなあ。
わづかに「しゅうろう」と打つて最初に変換されるのが「周郎」だつたりすることに苦笑を禁じ得ないくらゐだ。
夕べも赤壁前夜の人形劇三国志を見てゐて、周郎のあまりのやうすのよさにジタバタしたところである。
この頃の周郎は、頭には細長い冠をかぶり、衣装は鎧といふ武官のいでたちで、非常にやうすがよろしい。人形劇の周郎は、この衣装が一番好きだなあ。
考へてみたら、曹操もかういふ感じの衣装が一番好きなのだつた。曹操もまた、この頃は周郎とおなじやうな衣装を着てゐる。
いいなあ。
なにか書いてゐて楽しいことを書かうとすると、結局この話題に落ち着いてしまふ。
今年もこんな感じでいくのだらう。
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