捨てなくてよかつた
ここのところ、バッグ・イン・バッグとして、ARTIZAN&ARTIST のウェストバッグを使用してゐる。
商品名は、「2way ウェストバッグ PM-10」といふのらしい。
買つたのは三年くらゐ前で、そのころから大きめのかばんに入れて職場では取り出して使つてゐた。
このblogにも書いたことがある。
当初は、ル・ボナーのネコリュック用に購入したのであつた。縦長で薄いといふのが、ネコリュックに最適だと思つたからである。
店頭で店員さんがショルダーバッグとして使つてゐたりウェストポーチにしてゐたり、便利さうに使つてゐたのも購入の決め手であつた。
もともとは床屋さんといふか美容師さんが使ふことを前提に作られたといふことだ。
ゆゑに、ブラシや櫛、ピン、ちよつとしたメモ用紙のやうなものを入れるのだらうやうなポケットがたくさんある。
ピンやダッカールをさせるやうにと用意されたリボンの部分には、手ぬぐひをはさんで垂らしてゐる。
お芝居などでおかみさんや鄙に住まふ娘さんが帯から手ぬぐひを垂らしてゐる、あれがいいなあといつも思つてゐた。それを実現してみたといふわけだ。
両脇の細長いポケットにはペンをさしてゐる。
ほかには、PHS(フリスクフォン)、裁縫道具、FRISK、のど飴、ティッシュケース、スマートフォン用充電地、iPhone、ウェットティッシュ、財布、タティングレース道具用がま口、ポーチが入るつてゐる。さらにかゆみ止めやハンドクリームが入ることもある。
まだ余裕はあるけれど、これ以上入れるとふくらみ過ぎるのでここでとどめてゐる。
ストラップは一番短くして、持ち歩くときは脇にぶらさげた状態にしてゐる。
これが案外いいんだな。
ストラップはあまり長すぎると大きいかばんの中で邪魔になる。
これまでも、ショルダータイプのこぶりのバッグをバッグ・イン・バッグに使つたことがあるが、いつも困るのはこのストラップ部分の扱ひだつた。
かばんに入れてゐる最中はできるだけ短くしたい。
でもそのままだと持ち歩きにくい。
そんなバッグも多い。
このバッグのストラップは一番短い状態だとかばんの中ではちよつと長過ぎるんだが、でもまあ、許容範囲かな。
取り出してそのまま持ち歩けるしね。
このバッグは、ここ一年ほど使つてゐなかつた。
下手すると、二年くらゐは使つてゐなかつたかもしれない。
去年、手帳にその日使つたかばんを書き留めはじめた。その中に、このバッグはない。
「かばん」と書いたが、一緒に使つたあづま袋やしじみ袋も併せて書き留めてゐる。
使用したかばんを書き留めることにしたのは、使はないかばんをあぶりだすためだ。
さうして、不要なものは捨てやうと思つたのである。
一年間使はなかつたこのバッグは、捨てる対象にあたるはずだ。
いままたかうして使ふやうになつて、捨てなくて正解だつたといへる。
便利だしね。
問題は、このバッグの代はりに使はなくなつたかばんがある、といふことかな。
まあ、それも今年一年記録をつけて確認すればよいだらう。
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