プロジェクト再開
The Twirly をつなぐプロジェクトを昨日から再開した。
再開した、といつても、まづは「この先どうつなぐはずだつたか」を探るところからだ。
以前も書いたやうに、六角形をつなぐのにちよつと面倒なつなぎ方にしてしまつた。辺と辺とをつなぐやうにしておけばこんな苦労はしなかつたのに、角と角とをつなぐやうにしてしまつたために、混乱をきたしてゐる。
ご名答。図形問題にはひどく弱い。
そんなわけで、あちこち確認しつつ、少しづつリングを作つたりチェインを作つたりしてゐる。
久しぶりの「つなぐプロジェクト」はなんだか新鮮だ。
ここ二ヶ月ばかりひたすらモチーフばかり作つてゐた。
できあがるのは、小さなものばかりだ。
「こんな大きなものも作つてゐたんだねえ」と感慨深い。
二ヶ月前まで自分でやつてゐたことなのにね。
The Twirly は何度か書いてゐるやうに、Jon Yusoffのデザインしたモチーフである。
ひとつひとつはモチーフで、それをつなぐと巨大になる。
「巨大」は云ひ過ぎか。
つなぐと大きくなる。
やつがれはモチーフつなぎは苦手だ。
とくにかぎ針編みはいけない。
やたらと糸端ができるからである。
それをひとつひとつ始末しないといけない。
「できあがつた!」と思つても、全然できあがつてなどゐない。
モチーフをひとつ作るたびに糸端の始末をするといふ手もあるけれど、それだと編みの興がそがれてしまふ。
などと書きながら、ここのところずつと「かぎ針編みのモチーフつなぎがしたい。アイリッシュ・クロシェ風のモチーフで」と思つてゐる。なかなか「これ!」といふ毛糸がないのではじめられずにゐるだけだ。イェガーのマッチメイカー4plyさへあればねえ。いや、ないことはないのだけれども。
閑話休題。
たぶん、「あみものが好き」といふのは、本来とじやはぎ、糸端の始末、整形なども含めてすべてが好き、といふ状態をさすのだらう。
つまり、やつがれはあみものなど好きではない。
単に針を持つて糸をひねくるのが好き、といふだけに過ぎない。
さう思ふ。
タティングレースはもつと糸端の始末が骨である。
レース糸といふのがまづいけない。
毛糸だと、端糸はちよつとくぐらせれば毛が絡んでほつれにくくなる。
綿や麻、絹のレース糸だとかうはいかない。
うまいことくぐらせないとすぐ糸端が浮いてきてしまふ。結果、ほつれたりする。
タティングをするときは、端糸は始末しながら結ぶやうにしてゐる。結びはじめに端糸を芯糸と一緒にスティッチの中にいれてしまふのだ。
さもなければ Magic Thread だ。
これでだいぶ糸端の始末は軽減されるやうに思ふ。
The Twirly をつなぐプロジェクトでも同様だ。
始末した糸端は、まだモチーフにつながつたままだから、完全に始末したとはいへないがな。
糸端を切るのは整形してのち、と思つてゐる。
二ヶ月もたつと、手が全然変はつてゐる。
たくさん作つてゐたころは、もつと手がゆるかつた。
昨日ちよつと結んでみたら、なんだか異様に手がきつい。
手がきついといふよりは、リングの場合、芯糸をきつく引きすぎる。
余裕がないのかなあ。
そんな気がする。
昼休みのあまつた時間にちよこちよこと結ぶだけなので、なかなか進まないが、ま、やることがあるといふのはよいことだ。
« GAP-static Cowl 完成 | Main | 控へめに »
Comments