指なし手袋を編む
新年早々、指なし手袋を編んだ。
Super Bulky Fingerless Mitten (rav) である。
なぜこれを編んだかといふと、大晦日に「ホビット 決戦のゆくえ」を見に行つたからだ。
この映画には、指なし手袋をしてゐる人々(人間ではないかもしれないが)がたくさん登場する。
ビルボのはガーター編み、かなあ。オーリのはねぢり一目ゴム編みかも。
そんなことを考へながら見てゐたらこはいかに。
なんか、似たやうな指なし手袋があるぢやあありませんか。
といふわけで、編んでみたのがこれである。
一度手にはめてしまつたので、履き口がびろんと広がつてゐるのはご愛敬だ。
ガーター編みでもねぢり一目ゴム編みでもないが、このゴツい感じが映画に出てきた指なし手袋に近い感じがする。
編んだ理由のひとつに、指定糸と指定針が手元にあつたから、といふのもある。
指定糸はローワンのビッグウールで、指定針は9mmである。
なんでローワンのビッグウールなんぞが手元にあるのか、我ながら不思議でならない。
コクーンと一緒にあつたから、どちらも安売りになつてゐたんだらう。
なにを編むつもりだつたのかもうわからない。なぜか五玉もあつた。
この手袋を編むのに一玉と少し使つた。まだ四玉弱も余つてゐる。
そんなにちくちくしない感じがするので、ゴッツいネックウォーマでも編むかなあ。Ravelry にもそんな感じのネックウォーマがあるし。
上記のとほり、すでに手にはめてみた。
並の指あり手袋よりよほどあたたかい。
なにしろ、分厚いからね。それに、ちよつと目をつんで編んでゐるからさらにあたたかい。
このあと、使つていくうちにフェルト化していつたらますますあたたかくなるんだらうな。
三年前もこんなものを編んでゐた。
三年前は、三國万里子のざつくりミトンだつた。ちやんと先まであつて、パピーのミニスポーツを編み込みにするといふ、ゴッツいミトンである。
このときは、ニューイヤー駅伝や箱根駅伝を見ながら編んだのであつた。駅伝見ながら編み物すると進むんだよねえ。
今回は、録画機が録画したものを見ながら編んだ。
録画した或は録画された番組は見るものの、テレビは見なくなつて久しい。
今年の正月は、「大江戸捜査網」を見てしまひ、「もうテレビドラマは見るまい」と心に誓つてしまつたほどである。
昨日は「花燃ゆ」の初回を見やうかと思つてゐたが、すつかり忘れてゐて見逃してしまつた。
でもそれでいいと思つてゐる。
テレビ番組の放映時間に縛られた生活には、もう戻れない。
そんな気がするからだ。
現在は、朝、時間確認の目的と天気予報と交通情報とを見るためにニュースを見てゐる。
あとは帰宅後、やはり天気予報を見る。
ニュースは見ない。といふよりは、見られないといつてもいい。帰宅後の番組つてニュース番組といふよりはヴァラエティ番組ばかりなんだもの。
日曜日は、朝起きられたら特撮ものを見て、プリキュアを見て、日曜美術館を見て、将棋番組を見る。
そんな感じである。
テレビを見る時間が減つて、あみものをする時間も減つた。
意外なところに因果関係があるものだなあ。
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