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Friday, 09 January 2015

タンク・トートがやつて来た

先月末、かばんを買つた。
ル・ボナーのタンク・トートである。

ル・ボナーのタンク・トート

タンク・トートを買ふことはもうないだらうな、と、それまでは思つてゐた。
かばんはたくさんあるしね。
問題があるとすれば、普段よく使ふかばんにA4サイズのファイルがうまく収まるものがないことくらゐだ。
それもブロガーズトートを使へば問題ない、くらゐに考へてゐた。

ではなぜ買つてしまつたのか。
色、かな。
今回のタンク・トートには、アイリスがあつた。
シュランケンカーフではヴァイオレットがお気に入りである。
ル・ボナーのかばんのうち、ミセスもコンフェッティもネコリュックもヴァイオレットだ。
この色のどこがいいのかといふと、光の加減によつて茶色く見えることもある、といふところかな。それでゐて紫の持つ色気もある。
この色を「郭嘉ヴァイオレット」と呼びならはしてゐる、といふ話は以前も書いた。
「人形劇三国志」の郭嘉の衣装がこんな色だからである。

アイリスも紫だが、こちらはかなり「紫!」といふ感じの紫である。
ル・ボナーのかばんとしてははじめて手に入れたプティ・トートがちやうどこの色だ。
このプティ・トートは、c.o.u.の店頭で見かけた。
きれいな色味に、一目惚れしてしまつた。
アイリスは光の加減によつて、ちよつと冷たい艶の見えるときがあつて、それがいい。シュランケンカーフだと、ネイヴィーにもそんな艶の見えるときがある。
ヴァイオレットは、秋冬向き、もつといふと秋向きな色合ひだ。まあ、真夏でも使ふときもあるけれど。
アイリスなら、春夏に使つてもいいんぢやないかな。
さう思つた。

さらに、29日は出勤した。
先月の29日は月曜日で、休む人も多く、やつがれもそのつもりでゐた。
しかし、26日の金曜日に、突然仕事が降つてわいた。
それで、仕方なく出勤したのだつた。
仕事自体はわりと早く終はつてしまひ、残業もたまつてゐたので早めに職場を出て、銀座を徘徊するうちc.o.u.にたどりついた。
すると、店頭に飾られてゐる、あのタンク・トートはアイリスではあるまいか。
青山は骨董通りにあるといふサークルといふ店では、アイリスのタンク・トートは予約分だけで売り切れてしまつたといふ。
ここにあるといふことは、これを逃したらもう出会へないかもしれない。

そんなわけで、タンク・トートが我が手元にやつてきたのである。

使つてみて、「もつと早く買つておけばよかつたな」と思つた。
さうしたら余分なかばんを買はずにすんだかもしれないのに、と。
といふのも、タンク・トートにはたくさんものが入るのだ。
そのくせ、それほど重たく感じない。
かばんのバランスがいいのかな。
まちが大きくてしつかりしてゐるのがいいのかもしれない。

タンク・トートには、外側にはポケットはない。内側両サイドにポケットがあつて、片方はファスナーつき、片方はオープンである。どちらも大きめで、まちはない。
そんなわけで、箱の中にものを入れるやうな感じになる。
好みとしてはもうちよつとしきりなどあるといいなあとは思ふのだが、そのあたりはバッグ・イン・バッグなどを使つて好きなやうにカスタマイズしろ、といふことだらう。
いまのところ、みつばちトートで以前入手したぺたんこのポケットポーチを使つてゐる。
ほんたうはル・ボナーのピッコロを入れたいところだが、入れると重たくなるのでなあ。

口は開きつぱなしで、両脇をボタンで留めるようになつてゐる。はづつとA4サイズのファイルも楽々入る。でも留めてゐた法がいい感じなんだよね。A4サイズのクリアフォルダくらゐだつたら、入れたあとボタンを留めることも可能だ。
口が開きつぱなしといふのが不安かもしれないが、肩からかけると脇でしめることになるので、それなりに閉まる。やつがれは、手ぬぐひで覆ふやうにしてゐる。

まだ使ひはじめたばかりなのでかなりはりのある印象があるけれど、そのうち使つて馴染んでゆくだらうと思つてゐる。

問題があるとしたら、まちが大きくてしつかりしてゐることかな。
底にかたいものを入れてゐて、これが満員電車では邪魔になる。
でもサイズといひ形といひ、出勤時に使ひたいかばんなんだよなあ。
できるだけ空いた車両に乗るやうにするか、出勤時には使はないか、どちらにするか悩むところである。
乗つたときに空いてゐても、ずつと空いたままとは限らないからね。今朝もえらい目にあつて、それでタンク・トートの底がちよつとぺこぺこいふやうになつてしまつてショックだつた。幸ひ、いま試してみたら、それほどぺこぺこいはなくなつてはゐたけれど。
でも使ひつづけてゐたら、早晩ぺこぺこいふやうになるんだらうなあ。通勤電車は過酷だもの。

タンク・トートを入手したことで、もうこれ以上かばんを買ふこともあるまい、と思ふてゐる。
さて。

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