The Oscar Wilde Diary とほぼ日手帳
来年の手帳はいまだ揃つてはゐない。
まだほぼ日手帳が来てゐないのだ。
即完売した「MOTHER2」はオネットの地図のカヴァを頼んだので、届くのは来月になる予定である。
現在手元にある来年の手帳はまづSmythsonのSCHOTT'S MISCELLANY DIARY (以下、SCHOTT'S)。
それと現在二年目の三年手帳。
SCHOTT'Sと三年手帳とを使ふことにした、といふ話はすでに書いた。
実にほかにもう一冊、手元にある手帳がある。
SmythsonのThe Oscar Wilde Diaryだ。
当初はまつたく買ふつもりはなかつた。
どうせ今年もSCHOTT'Sを使ふのだし、おなじやうな手帳が二冊もあつてもね。
そんな風に考へてゐた。
考へをかへたのは、手帳の表紙に刻印されてゐる引用句が、The Importance of Being Earnestからとられてゐるといふことを知つたからである。
The Importance of Being Earnestは、本邦だと「真面目が肝要」とか「真面目が肝心」とか訳されてゐるやうに思ふ。
学校に通つてゐたころ、英語劇でやつたんだよね。
それで、なんだか思ひ出深い作品なのだ。
「グウェンドレン」とかいふおそろしげな名前の女の人が美人だつたりする、といふのが忘れられない。だつて、愛称は「グウェン」だぜ。なんか髭面のむくつけきヲツサンが出てきさうぢやあないか。それは「エリア88」か。
などと書いてゐたら、来年宝塚歌劇団がやるのか。ほほう。過去にもやつたことがあるのか。さすが宝塚。
さて、買つたはいいが、手元に届いた直後はちよいと後悔した。
なにに使つたものか、決まらない。
SCHOTT'Sと一緒に来たものだからよけいに困つた。
SCHOTT'Sは今年とおなじやうに予定を書き入れつつ実績も書き入れる用途に使ふとして、だ。
The Oscar Wilde Diaryにはなにを書かう。
かういふときどうしたらいいのか。
数多の文房具に関するムックに解消法が書かれてゐたりする。
だが、生憎と最近はさうしたムックは購入してゐない。
物欲に火がつくのが怖いからだ。
見なければ存在しないことになる。
ムックも、その中にちりばめられたすばらしい文房具の数々も。
そんなわけで、web検索をかけてはあーでもないこーでもないと悩むことしばし。
最近、やつと使ひ方を思ひついた。
The Oscar Wilde DiaryNHKのラジオ講座のキーセンテンスを書き込むことにする。
これでどうだらう。
ラジオ講座は月曜日から金曜日の五日間放送される。
金曜日は復習の日なのでないこともあるが、まあ、五日間、毎日何かしらキーセンテンスがある。
それをその日の欄に書き込んだらどうかな。
最初のうちはあまりおもろくないかもしれないが、一ヶ月もつづければちよつと見返してみたくなるやうな手帳になるかもしれない。
土日の欄と、場合によつては金曜日の欄が空白になるかもしれない。
そこはなにか思ひついたことや、覚えられない単語や言ひまはしを書いておけばいい。
どうだらうか。
キーセンテンスを書き込むには、テキストから丸写しはしない。
覚えておいて、当日の夜か翌日の朝、テキストは見ずに手帳に書き込む。
実はこれとおなじやうなことを一時ほぼ日手帳でやつてゐた。
ほぼ日手帳の一番上の欄、ToDoを書くあたりに前日覚えたキーセンテンスをその日のページに書き込んでゐた。
やめてしまつたのは、なんとなく周囲の書き込みに埋もれてしまふからだつた。
専用にすれば、周囲の書き込みに埋もれることはないだらう。
あとは読み返しやすい字で書くやう注意すればいい。
いいんぢやないかな。
そんなわけで、The Oscar Wilde Diary は11月最終週から運用をはじめる予定である。
ほぼ日手帳は去年までとおなじ使ひ方にする予定。
すなはち、愚痴手帳、だな。
毎日のやうに朝から「起きられない」だの「眠い」だの「だるい」だのと書き込む。
そんなこと書いてどうする、と、やつがれも思つた。
それで今年はやめてみたのだが、やめたらやめたで日々使つてゐるノートや三年手帳に書くやうになつてしまつた。
愚痴を書くのはやめられないのらしい。
そこで、ほぼ日手帳には愚痴を受けとめてもらふことに決めた。
なんか、さういふのを受けとめてくれる許容量があるんだよな、ほぼ日手帳は。
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