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Friday, 03 October 2014

次のノートが決まらない

現在使つてゐるノートは、アサヒヤ紙文具店のクイールノートだ。
四月の半ばから使ひはじめてそろそろ半年にならうとしてゐる。
一冊のノートとしてはかなり長い期間使つてゐる。

このノートがそろそろ終はりさうなのだが、次のノートが決まらない。
大抵はあと十枚とかいふことになつたら次のノートが決まつてゐるのになあ。

候補はあつて、いつもおなじでMoleskineかSmythsonのPanamaかだ。
なぜといつて、手元にあるからである。
MoleskineもPanamaもどちらも好きでどちらも使ひたいので、なかなか決まらない。
いつそ両方使へばいいぢやん、とも思ふが、ノートを増やしてどこに何が書いてあるのかわからなくなつても、ねえ。

Moleskineのポケットサイズ(銀行の通帳サイズ)から文庫本くらゐのサイズのノートを日々使ふやうになつたのが、2010年の9月だ。
いま最初の一冊を見たらさうなつてゐた。
一冊目はMoleskineの無地のポケットサイズで、右側のページだけ使ひ、左側のページは見返したときの追記用にあけてゐた。
左側のページにも書くやうになつたのは、SmythsonのPanamaを使ふやうになつてからである。なんだか、もつたいなかつたんだよね、左側のページが空いてゐるのが。

多分、今まで一番使つたのがMoleskineだ。といふよりは、ほとんどMoleskineだと思ふ。Panamaが4冊あるかないかで、あとはクイールノートが2冊といふのが複数冊使つたことのあるノートである。
ほかにGMUNDとかRHODIAのWebNotebookとかを使つたことがある。

いま目の前にあるのは、アピカのC.D.Notebookの横長タイプだ。文庫本とほぼおなじくらゐのサイズだと思ふ。
これにしやうかなあとも思ふのだが、如何せん、表紙がチト薄い。
Moleskineとかクイールノートのよさつて、書きやすさとか紙質とかももちろんあるけれど、表紙がかたいといふこともあるんだよね。
さつと取り出して机におかなくても書きやすい。
かばんに入れてゐても表紙がよれてこない。
C.D.Notebookはその点がちよつと心配だ。
ほかのサイズならカヴァをつけることもできるけれど、文庫サイズで横開きとなると、ぱつと思ひ浮かぶやうなカヴァがない。自作する? うーん。

Panamaの表紙はやはらかいぢやあないか、といふ向きもあるだらう。
それはさうなんだけれども、Panamaには薄くて持ち歩きやすいといふ長所があるんだよな。
それに、やはりかばんに入れてゐても表紙はよれてこない。

C.D.Notebookを気をつけて持ち歩いてみる?
一度くらゐは試してみてもよいだらうか。
紙は96枚とある。片面だけ使ふやうにすれば、あつといふ間に使ひきるかもしれないし。

C.D.Notebookを試してみやうかと思ふ所以は、「横開き」といふところにある。
いままで使つたことのないタイプだ。
横開きのなにがいいかといふと、縦書きをしやすさうといふところにある。
手持ちのC.D.Notebookは無地なので、ますますいい。
横に書きたかつたらノートを縦にしてもいいしね。

などと書いてゐるとC.D.Notebookにするかなあ、といふ気になつてくる。
どうしやうかなあ。

ところで、このサイズのノートは使つてゐるあひだに一度は飯田市川本喜八郎人形美術館に行きたい、といふ願望がある。
一冊のうちに一度はそのとき見た展示のことを書いておきたい。
そんな気がするからだ。

次に飯田に行くのは十二月の予定だ。
そのときどんなノートを手にしてゐるだらう。

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