冷えてきたのかも
「michiyoの編みものワークショップ」に掲載されてゐるポケットつきのポンチョは、ポケット部分を編み終はり、本体部分を編んでゐるところである。
本体部分がある長さまで編めたらポケット部分を編みながら合体させることになる。
このポンチョは、襟から編み下げてゆく形で、袖口までは輪で編み、袖部分は前後見頃にわけて平らに編み、そのあとはまた前後見頃をあはせて輪に編んで終はり、といふ形になつてゐる。
袖部分を編んだらポケット部分がはじまる寸法だ。
糸は、本に指定されてゐるハマナカのアメリーを使つてゐる。色は臙脂色。おなじ本に出てゐるレギンスを短くしたタイプに使はれてゐる色だ。
本だと青といふか紺といふかなのだが、そつちの方がよかつたかなあ。
暖色系がいいと思つたんだよね、糸を買ふ時点では。
いづれにしてもおそらく家の中で使ふことが多いやうな気がするので、まあ、いいか。
ほんの二ヶ月前くらゐまでは家の中に熱気がこもつてしまつて暑くて暑くて仕方がなかつたのだが。
いつのまにか、室内の熱気はほぼ解消されたやうだ。
もう二ヶ月もすると、家の中に冷気がこもつて寒くて寒くて仕方なくなるのだらう。
かういふ熱気とか冷気とか、うまいことためておいて必要なときに使へるやうになるといいんだがねえ。
世の中、なかなかうまくいかない。
仕方がないので、「ぢやあなんか編むか」といふことになる。
去年の呟きからいくと、昨日もう膝掛けを出したといふことだ。
膝掛けは、パピーのプリンセスアニーで編んだもので、デザインは林ことみ。
編むまでは「膝掛けなんて使はないよなあ、使ひづらいし」と思つてゐたのだ。
編むんならロングスカートかな、とも思つてゐた。それなら立つたり座つたりしてもずり落ちたりしないしね。
そんな膝掛けも編んでみたら手放せなくなつてゐる。
プリンセスアニーをガーター編みにしたもので、薄いし丈は短いのだけれども、これが案外あたたかい。
といふことは、すでにここでも何度か書いたか。
そんなわけで、もう一枚くらゐ膝掛けを編んでみたいと思つてゐる。
今度はまちつと分厚いものがいいかなあ。
それとも余つたくつ下毛糸を有効活用してパッチワークのやうなのを作るか。
ヂヤンテイ織りにしてもいいか。
と、妄想だけはたくましい。
「michiyoの編みものワークショップ」に出てゐるレギンスもいいよね、といふ話も以前書いてゐるか。
編みもので作るものといふと、上半身をあたためるものが多い。
帽子、マフラー、手袋、セーター。
いづれも上半身に身につけるものである。
下半身に身につけるものといつたら、くつ下くらゐだらうか。
スカートとかタイツとか、あるんだけどね。毛糸のパンツとか。
あまり編んだといふ話や編んだ例を見ない。
手編みのスカートもいいかもしれないなあ。膝下まで編めばだいぶあたたかからう。
毛糸のパンツもいいが、腹巻もよささうだよなあ。
編み気がたかまつてゐる、といふことは、冷えてきたといふことだよな。
小学生のころ、食中毒が一番発生する月は九月、と教はつた。
涼しくなつてきて気がゆるむからだ、とのことだつた。
先月は例年に比べて涼しかつたのかな。それとも月の三分の一くらゐは旅先にゐたから、あまり記憶がないだけか。
それにしても、ここ最近、九月は異様に暑い。
食中毒に気をつけるのは十月かな。
その十月ももう下旬に入つてしまつた。
十月は長いつもりでゐたのになあ。
ポンチョは今月中には編み上がるだらうか。
裾は一目ゴム編みで目にあはせて伏せ止めすることになつてゐるが、なんとなく一目ゴム編み止めをしてしまひさうな予感がしてゐる。その方がきれいに仕上がるからね。
その次は、ストックホルムで買つてきた毛糸でStockholm Scarfを編むつもり。
ゴットランドを手紡ぎしたといふ糸で、チトちくちくするかもしれないから別のものになるかもしれないけど、名前がぴつたりなので、な。
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