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Monday, 06 October 2014

透かし編みのショール

スウェーデンから届いたニット 2」に掲載されてゐる透かし編みのショールを編み終はつた。

Hålprick

糸は指定糸。ヴェヴメッサで購入した。色も指定のとほりである。
この色がいいんだよねぇ。ヘドロの好きな色だ。Red and black. 赤は血の色黒は罪の色。オーレッ!
といふわけで、どことなく「カルメン」といふか、闘牛士といふか、そんな趣のショールである。
これまでのやつがれの好みにはない色合ひである。
でもいい。
ベタだがなー。

思へば、あみものをするやうになつて、好きな色合ひがだいぶ変はつたやうに思ふ。
あみものをするまでは、黄色などないも同然の色であつた。
あみものをするやうになつて、「黄色、いいぢやあないか」と思ふやうになつた。
ほかにもさういふ色はある。
また、あみものをするやうになつて、これまで好きだつた色がますます好きになつた、といふこともある。

帰国してその日のうちにかせの毛糸を玉にして編みはじめた。
さうしないとまたタンスの肥やしが増えてしまふ。
さう思つたからだ。
正解だつたやうである。

Östergötlands Ullspinneri's Visjö

これが玉にした毛糸。
赤は何故か途中で糸がわかれてゐた。
別段半分になるといふわけでもなささうだ。
結んであるよりはいいかな。
糸端同士はロシアン・ジョインでつないだ。
この糸はロシアン・ジョインをやりやすい糸のやうに思ふ。
ロシアン・ジョインとは、糸端の撚りをほどき、あはせて撚りあはせる方法である。後から糸端の始末をする必要がないのがいい。あはせた部分だけ少し糸が太くなるけれど、まぁ、気にならないといへば気にならない。

編みはじめてこのくらゐになつた時、糸が足りなくなるのではないかと不安になつてきた。

本では、赤が80g、黒が20gと書いてある。
ひとかせ100gといふことだから、赤黒反転してもう一枚編めるくらゐ残るはずだ。
赤は玉が二つだつたし、早く小さくなるので心配になつたのだつた。

またこのショールは、三角形の二辺から編みはじめるため、最初のうちは毛糸の消費量が多い。
毎段減らし目があるんだからそんなに心配する必要はないとわかつてはゐるんだけどね。

結局、糸はあまつた。
おそらく赤黒反転したショールを編めるくらゐはあると思ふ。

やつがれはどちらかといふと手のゆるい方なので、多少きつめに編んでみたつもりだ。
でも仕上がつてみると、やはりやはらかくてやはり手がゆるいなー、といつた感じだ。

いい色のいいショールだ。あたたかいし。
しかし、これ、使ふのかなあ。
確かにさし色としてはいいけど、チト派手ぢやあないか知らん。

それにしても、毛糸は進みが早いな。
実はブリオッシュスティッチのcowlも編み終はつてるんだよね。整形はまだだけど。
それに、「あみものワークショップ」に掲載されてゐるポンチョも編みはじめてしまつた。
夏に編んでゐた麻綿混の糸のストールがまだ編みかけなのだが、このまま来年に持ち越すかなあ。

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Comments

編んだ?織った?競争には完全に負けている…。
いや、勝負になりませんが!(^^;

織りも編みも競争ぢゃない!
まだまだ買って来た糸の半分も使ってないんですよ。とほほ。

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