ポンチョ編めた
「michiyoの編みものワークショップ」に掲載されてゐる、ポケットつきのポンチョを編み終へた。
着手したのが10/5で編み終へたのが10/26。ほぼ三週間で編めたことになる。
整形がまだなのでできあがつたとは云へないがな。
しかし、室内で着用することになると思ふので、整形はしなくてもいいかなー、とも思つてゐる。
毛糸は本に指定されてゐるとほり、ハマナカのアメリーを使つた。
色は本では青といふか紺といふかだが、やつがれのは臙脂色。
本とおなじにしておいた方がよかつたかなあ、とは、以前も書いたとほりである。
アメリーはメリノの化繊混の糸である。
化繊がまぢつてゐるといふことで、あたたかさの面ではチト不安があつた。
だいたいの形ができた日が寒かつたので、かぶつてみたところ、それなりにあたたかい。
編み地が毛がもふもふしたやうな感じだからかな。
やつがれが着るととくに「どこがポンチョ?」といふ感じになる。
余裕のある五分袖セーターといつたところか。
さうなるだらうことは本に載つてゐる写真からもわかるので、問題はない。
ポケットはつけなくてもいいかなと思つたが、つけてみた。
ないと前と後ろがわからなくなるからである。
実はポケットがなければどちらを前にしてもいい形なのだ。
つけなくてもよかつたかなー。
これは今後着用してみないとわからない点である。
編んでゐる最中は、とにかくひたすらメリヤス編みと裏メリヤス編みといふのが、時につらいことがあつた。
ここのところ、ひたすらメリヤス編みと裏メリヤス編みといふものばかり編んでゐる気がする。
たとへば、先日編んだ透かし編みのショールだ。
透かし編みだから減らし目と増やし目があるし、ショールだから増減がある。
あるんだけど、大半は表はメリヤス編み、裏は裏メリヤス編みだ。
この春先に編んでゐたメビウス編みのケープもそんな感じだつた。
ひたすらメリヤス編みと裏メリヤス編み。
それで、裏メリヤス編みもだいぶ編めるやうになつた、とは、以前も書いたとほりである。
これまでは裏メリヤス編みはとにかく苦手、といふ感じだつた。
できれば編みたくない、とまで思つてゐた。
それがここ最近そんなものばかり編んでゐるので、だいぶ苦手意識を克服できたものと思はれる。
一時は、ゴム編みやかのこ編みをしてゐれば裏メリヤス編みも編めるやうになるかなと思つてゐた。
それだと不足なやうだ。
とにかくひたすら裏メリヤス編み、といふものを編んだ方がいい。
少なくともやつがれはさうだつた。
編んでゐるときは気になつた輪で編んだ部分と往復に編んだ部分との編み目の不揃ひなところも、編み終へてみると気にならない。整形すればもつと気にならなくなるだらう。
綿の糸とかだとかうはいかないかもしれないなあ。
毛糸なので、編んでしばらくするとちよつと目が締まるんだらうと思ふ。
今回、最後は敢て伏せ止めをしてみた。
ゴム編みの編み終はりは、一目ゴム編みまたは二目ゴム編みの場合はゴム編みの止め方をしてきた。
その方がきれいに仕上がる。
きれいといふか、ゴム編みがそのままそこで終はりましたよ、といふ形に仕上がる。
そんなわけで、本に「伏せ止めする」と書いてあつても、ゴム編み止めをすることが多かつた。
今回、伏せ止めで止めてみて、これもまあそんなに悪いものでもないな、と思つた。
うまい具合に余裕をもたせて止めることができたからかもしれない。
昔は、伏せ止めをするとどうしてもきつく止め勝ちで、襟元や袖口、履き口などの伸縮性が失はれることが多かつた。
今回は、気をつけながら止めたといふのもあるけれど、伸縮性を損なはずに止めることができた。
かういふのも、たまにはやつてみるといいのかもしれない。
本の編み方と違ふ編み方をしたのは、編み始めの部分である。
本では襟を編んでそのまま本体につなげるやうになつてゐる。
やつがれは、別糸を鎖編みをして、そこから目を拾つて本体を編み始めた。
すなはち、襟はあとで編んだ。
さうしたのは、毛糸があまつたらロールカラーにしやうかな、と考へてゐたからである。
結局さうしなかつたのは、試着してみたときに、襟元が思つたより狭かつたからだ。
もうちよつと広かつたら、おなじ本の表紙に載つてゐる作品のやうにロールカラーにしやうかなあと思つてゐた。
毛糸のあまり具合から見て、毛糸も不足しさうだつたし、結局本に書いてあるとほりの段数ゴム編みをした。
最後は伏せ止めにしたし、意味なかつたなー。
反省点はそんな感じかな。
アメリーは、モヘアほどではないけれどももふもふした編み地になる毛糸だと思ふ。
もふもふ具合は色によつてももしかすると違ふかもしれない。
「michiyoの編みものワークショップ」にはアメリーを使つた作品も多く掲載されてゐるが、もふもふした印象の写真はなかつたやうに思ふからだ。
おなじ本からやはりアメリーを使つたスカートとかカーディガンとかレギンスとか、編んでみたいんだけれども、この秋冬にはチト無理かな。
次はストックホルムで買つてきた毛糸でその名も Stockholm Scarf を編む予定である。
予定、といふか、もう作り目はしてしまつた。
このScarfについては、またの機会に。
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