しつこくMaquerade
北欧旅行には、タティングレースを持つて行つた。
Mary KoniorのMasqueradeを作つてゐた。糸はLisbeth #40のMint。
と、ここまでは先週書いたとほりである。
ビーズタティングをしてゐたこともあつて、モチーフはひとつくらゐしかできあがらなかつた。
ところで北欧ではタティングレースはほとんど見かけなかつた。
ヴェヴメッサでは、手藝小物のたくさん入つたかごの中にPrismのタティングシャトルが混じつてゐるのを見かけた。
ヘルシンキのアカデミア書店では、米国で出版されたとおぼしきタティングレースの本のフィンランド語版が売られてゐた。これまで三回この本屋には行つてゐるけれど、タティングレースの本を見たのはこれがはじめてである。
はじめて行つたときはスウェーデンのヘムスロイドでタティングレースものを見かけたんだけどねぇ。
まあ、タティングレースを求める旅ではなかつたので、そんなものかな、とも思ふ。
帰つてきたことでもあるし、そろそろThe Twirlyをつなげるプロジェクトに戻らうかと思つてゐたのだが。
またこんなものを作つてゐる。
糸はLisbeth #40のDenim Blue Lt. Lisbethの水色をいろいろと試したうち、これが一番気に入つてゐる。
何か月か前に3玉買つた。何か大きなものを作りたいと思つたからである。
まだThe Twirlyをつなぐプロジェクトの最中だといふのにねぇ。
大きいものを作りたい、といふだけで、何を作るかはまつたく考へてゐない、といふのが、いつもの悪いくせである。
たまに糸をとり出しては、ぼんやりと眺めてゐるばかりだつた。
今回、Masqueradeにしたのは、weblogを見てゐるうちに、このモチーフを何枚もつないだ写真に目がとまつたからである。
ときどきあるんだよね、Masqueradeをつないだすてきな作品。
webを徘徊してゐると出会ふことがある。
このモチーフはつなぐとまたいいんだよね。
四隅同士をつないだ部分にまた別の模様が浮かび上がる。
そこがいい。
などといひ乍ら、まだひとつしか作つてゐないけれど。
The Twirlyをつなげるプロジェクトもまだまだ進行中なのだけれど。
これもなんとかつづけていけたらと思つてゐる。
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