4枚つないだ
Masqueradeを四つつないだ。
中心部分に円形の模様があるのがわかるだらうか。
四角いモチーフの四隅をつなぐとあらはれる模様である。
ここだけ見るとちよつと中華な感じかな。
かういふ、「つなぐとあらはれる模様」が好きだ。
このモチーフが掲載されてゐる Mary Konior の _Tatting with Visual Patterns_ には、もう一つ、四隅をつなぐとあらはれる模様のあるモチーフが載つてゐる。
そちらのモチーフは、タティングシャトルをふたつ使ふか、途中で shoe-lace trick といふ糸と糸とを交差させる技を使はないと作れないやうになつてゐる。
隅をつなぐと別の模様があらはれるモチーフといふのは、大抵の場合、ブリッジ(またはアーチ)の途中にリングを作るものが多いからだ。
そのリング同士をつなぐと、モチーフ単体では見えなかつた模様があらはれる、といふ具合である。
Masqueradeは違ふ。
Masqueradeはシャトルと糸玉からの糸とで普通に表裏にひつくり返して作つていくだけでいい。
ほかにはちよつと見たことのないモチーフである。
世の中には星の数ほどタティングレースのモチーフがあるのだから、その中にはあるとは思ふ。単にやつがれが知らないといふだけで。
そんなわけで、Masqueradeはいままで何度も作つてゐる。
何度も作つてこの程度かよ、とは思ふが、世にこれを「下手の横好き」といふのだらう。
一番最初に作つたときは、9枚くらゐつないでみた。
その後は4枚つないで模様ができたところでやめてゐる場合が多い。
今回は糸のつづく限りつなげてみるつもりでゐる。
横に3枚はつなげたいかなあ。
かなり糸を消費するモチーフではあると思ふので、そんなに大きなものは作れないかな。
しかし、このMasqueradeもしばし中断する予定である。
The Twirlyに戻るわけではない。
ちよつとモチーフ作成月間に入るのでな。
いい加減はじめてゐないといけないのだが、なぜかいま心惹かれるモチーフがないのだ。
なにかいいモチーフはないものか。
と、タティングレースの本をあさりはじめると、またぞろ大作ばかりに目がいくのでいけないんだよなあ。
しかし、そろそろはじめなければ。
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