三回め
日曜日は、お店などはお休みなので、いきほひ博物館に行くことになる。
前回前々回にも行つた北方民族博物館にまづ行つた。
ここは三度め。
今年はこんな感じだつたが、2年前の5月はこんな感じだつたし、
10年前の3月はこんなだつた。
ここは建物自体も楽しい。如何にも「ヨーロッパ」といふ感じがする。
ただし外観のゴシック調が「スウェーデン」的かどうかは謎。
教会はわりとこんな感じが多いやうに思ふ。
北方民族博物館は、そんな名前のくせに、ほぼスウェーデンのものしか展示されてゐない。サーミ族の展示が北欧各国にまたがつてゐるくらゐか。
このあたり一帯がスウェーデンだつたこともあるから、その矜持からくる命名なのだらう。
家具や食器などが年代別に並べられてゐたり、その時々の特別展示があつたりする。
今回の特別展示は、装飾品だつた。ものすごくこまかいビーズ織のブレスレットやメガネチェインに目を奪はれた。
ビーズ自体が実に小さい。
こんなの作つてたんだねえ。
ちなみに十年前の特別展示は、DOReDoと広瀬光治だつた。
我々にとつてのメイン展示は、引出の並ぶ部屋である。
各引出しには様々な種類の織・刺繍・編物がおさめられてゐる。古いものをしまつてあるのらしい。
以前行つたときも書いたと思ふが、40番手より細い糸で作つたマクラメに、今回も見入つてしまふ。
ここまでは撮影禁止区域。
今回は入口を入つてすぐのところに、wild apples and cultivated fruitsと銘打つて、スウェーデンのリンゴが展示されてゐた。リンゴのほかにも梨とかがあつたやうに思ふ。
試食コーナーもあつた。
あまりの数に数へるのはあきらめた。
その後はスカンセン野外博物館といふのもお約束。
今回は西の方の入口から入つた。
途中、激写した孔雀の写真などは後日。
雷鳴が聞こえてきて、帰ることに。
ストックホルムで雨ははじめて。
この後ゲリラ豪雨に見舞はれることになるとは、神ならぬ身には知れぬことなのであつた。
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