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Monday, 08 September 2014

双糸にしてみる

先週の金曜日、紡いでゐたポロワスを双糸にした。
紡ぎはじめたのが8/24だから、ここまでほぼ二週間かかつたことになる。

Untitled

最後に双糸にしたのつていつだらう。
なんだか遠い昔のやうな気がする。
そのせゐもあつて、双糸にする作業もなかなかはかどらなかつた。

単糸は、Greensleeves Spindles の Trifles といふスピンドルで紡いでゐた。これは以前も書いたとほりである。
だいたい35gくらゐのスピンドルで、この重さのわりには細い糸が紡げる。
おそらく、重心が中心に集まつてゐるからだらう。絹糸を細く紡ぐスピンドルにもさうしたものがある。
とくに軽いといふわけではないが、重心を中心に集めてゐるので細く紡げるのだといふ。

双糸には、Kundert Spindles のスピンドルを使つてみた。こちらは32gくらゐかなあ。気がついてみたら単糸を紡いだスピンドルよりも軽い。

普通に考へたら、双糸用に使ふスピンドルの方が単糸用よりも重たくなるところだ。
もちろん、まつたくおなじスピンドルを使つてもいい。むしろ、単糸も双糸もおなじスピンドルを使ふ人の方が多いのではあるまいか。そんな気がする。

でも、スピンドルを替へるのであれば、双糸用には重たいものを使ふだらう。実際、これまでもさうしてきたし。

今回重さが逆転してしまつたのは、Kundertのスピンドルの重さを忘れてゐたことと、Kundertのスピンドルはいつも双糸用に使つてゐたことが原因である。

Kundertのスピンドルは、基本的にどれもおなじ形状をしてゐる。独楽といふか重石の部分が、平たくて大きい。
ゆゑに、回転がすこしゆるやかになつて、ふんはりと回るといふ印象がある。
実際に使つてみると、回転のゆるやかさなどといふのは「気持ち」ていどのもののやうな気もするけどもね。

どうも単糸の撚りをかけすぎてしまふところがあるので、双糸にするときはちよつとふんはりさせたい。
さういふ思ひもある。

Kundertのスピンドルも、とても使ひやすいスピンドルであるので、ほんたうは単糸にも使ひたいのだが、未だに紡いだことはない。
そのうち、といつも思つてゐるんだけれどもねえ。

使ひやすいスピンドルで双糸にしてはみたものの、途中、かなり難儀をしたことも確かである。
理由は上にも書いたとほり、久しぶりのことだからだ。
今回は Andean Plying をしてみた。
この方法は、双糸を作るのに最適な方法だと思つてゐる。
単糸の両端から撚りあはせるので、必ず両方の糸の最後がそろふのである。
単糸を二本用意して撚りあはせると、たいていはどちらかが長くなつてしまふ。そこはそこからうまく長い方の糸の端をもつてきて撚りあはせればいいのだが、さうすると糸をつないだ場所ができてしまふんだよねえ。そんなものはぱつと見ただけではわからないんだけれどもさ。

しかし、世の中にはスーツを見て「あ、ここで糸をついだな」といふのがわかる人がゐるといふ。
これは織るときの話だとは思ふけれど、あのこまかい地から細い糸をどこでついだかわかるだなんて、ちよつと想像の外だなあ。
想像の外ではあるけれど、広い世間にはさういふ人もゐる。
糸はできるだけつぎたくない。
これは編んでゐるときもさうだらう。
去年あたりは25gとか30gとかの毛糸だまが幅を利かせてゐたけれど、そんなに少ない糸で着るものなんか編む気にはならない。
しよつ中糸をついでゐるやうだからだ。

以前はねえ、ユザワヤにもクレハの中細毛糸がかせで売られてゐたものだがねえ。あれは250gくらゐはあつたんではあるまいか。
当時は「中細毛糸をそんなにたくさん使ふことはないよなあ」と思つてゐたから買つたことはない。
でも考へてみたら、中細毛糸は二本取や三本取にすれぱいいんだよね。
あのときに買つておくんだつたかなあ。

そんなわけで、Andean Plying で双糸にする作業をはじめると、糸の繰り出し方もなんとなく思ひ出した。
Andean Plyingでは手首に糸を巻き付けて外側と内側とから糸を繰り出して双糸にする。この糸の繰り出し方にチトこつがある。
今回はトップから紡いでゐることもあつて、かなり梳毛な感じに紡げてゐた。それで糸を繰り出しやすかつたといふのもある。紡毛な感じに紡げてゐたら、糸同士がからまりやすくてうまくいかなかつたかもしれない。

問題は、撚りあはせる加減にあつた。
どれくらゐ撚りあはせればいいか、よくわからないのである。

紡いだ糸のバランスは、紡いだ糸の端と端とを近づけたときに、下に垂れ下がつた糸がねぢれなければよし、とされてゐる。
今回、時折その調子でバランスを確かめてみたが、バランスがとれてゐるといふ状態にすると、かなり撚りが弱い感じがした。
それで仕方なく、バランスを確かめながら撚りあはせるのはあきらめて、目分量でだいたいこれくらゐだらうといふくらゐに撚りをかけてみた。

かせにとつてぶらさげてみたら、ねぢれなかつたので、おそらく、バランスはとれてゐるのだらう。

そこだけはうまくいつたが、いろいろ想定とは違ふ結果になつてしまつた。
単糸を紡ぐのに少し重たいTriflesを使つたのは、細くは紡げてもそれなりに太い糸にしたかつたからだ。
希望としては、中細から合太のあひだくらゐ。
でもどこからどう見ても合細から中細のあひだくらゐの糸になつてしまつた。
また、レース模様を入れるつもりでゐたから、双糸の撚りはすこし甘めにするつもりでゐた。
レース模様は、多少撚りの甘い糸の方が編み地が平らになつて模様がきれいに出る、といふ話である。まあ、甘いといつてもていど問題だとは思ふけれども。
でも、双糸の撚りはかなり強いなー。まあ、バランスはとれてゐるんだからそこは気にしなくていいのか。

双糸にしてだいたい250m。重さは撚りどめをしてからはかるつもりである。
さう、土日とあつたといふのに、まだ撚りどめをしてゐない。
さうかうしてゐるうちに、左手人差し指の痛みも取れてきたので、あみものも再開したい。
毛はまだまだあまつてゐる。

やつがれの明日はどつちだ。

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