工場と工房と
月曜日、火曜日と、織物関連の見物がつづいた。
月曜日には、ストックホルムのセーデルマルム島にあるStiftelsen K A Almgren Sidenväveri & Museum に行つた。
19世紀創業で、1970年代まで工場として機能してゐたといふ。
1990年代に絹織物博物館として開業したのらしい。
地下鉄スルッセン駅から歩いてすぐのところにある。
ストックホルムカードが使へる。
中ではジャガード織機の実演を見せてくれるほか、絹織物製作に用ゐてゐた道具の数々や1940年代に撮影したアルムグレン社の紹介動画を見ることができる。
動画は日本語版を見せてもらつた。
たどたどしい日本語を聞くと、健気だなあと思ふ。
屋根裏には、展示物もいろいろある。
例によつて引出しを開けると織地のサンプルがあつたりして、これが素敵。
火曜日は一路フィンランドに向かひ、旅行会社の案内では「ヘルシンキ郊外」といはれてゐた地に赴く。裂き織工房見学だ。
車で2時間つて、新宿からだつたら双葉SAだぜ。
白樺の森と農地の交互にあらはれる車窓を眺めつつ、2時間半後に目的地にたどりつく。
この写真は、工房のものではないが、色は似てゐる。
工房の写真などは後日、気が向いたら。
古い家を改造して作つたといふ工房には、巨大な織機のある部屋と、織りあがつたマットをおいてある部屋とがある。
マットが何本も並ぶ中、工房主が迷はずいろいろ取り出すさまもまた圧巻。
織りはやらないので、何をどう撮つていいやらよくわからなかつたのが残念。
主な写真はデジタルカメラで撮つたので、機会があればまた後日。
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