ストールを編んでゐる
「風工房のシンプル夏ニット、こもの」から、T.アクセントカラーのストールを編みはじめた。
糸は指定糸のハマナカのフラックスC。色は本では赤だけれども、マスタードイエローにしてみた。
黄色い糸といふのはあまり使はないし、普段あまり身につけない。この糸の色はなかなかいいと思つてゐる。ちよつと金色のイメージもあつてよい。
「アクセントカラー」といふ意味でいふと、紛ふことなくアクセントカラーになる色だしな。
針も指定の5号。めづらしく二本棒針で編んでゐる。群ようこの「毛糸に恋した」に出会つて以来、なんでもかんでも輪針で編むやうになつて幾星霜。
輪針の方が肩が凝らないし、輪編みにも使へるし、うつかり手を離しても針を取り落としたりしないし、いいこと尽くめなのだが、輪針で平編みをするとただ一点、「あみものをしてゐる」といふ気分はすこし欠けるやうな気はする。
今回も、一段編み終はつたところでうつかり針を取り落としたりしつつ、編み進めてゐる。
ハマナカ フラックスCは「かぎ針用」と銘打つて売つてゐる店もあるやうだ。
確かにラベルの参考使用針にはかぎ針のサイズしか書かれてゐないし、ゲージもかぎ針編みのときのことしか書かれてゐない。糸の撚りを見るとS撚りのやうなんだがなあ。編んでゐるあひだに撚りが甘くなつてもいいとふことなんだらうか。ま、いいか。
そんなわけで、棒針編みでも特に支障なく使へてゐる。
編みはじめたのは先週のことだ。
編みはじめて、しまつたと思つた。
なんと、裏を編むときにも減らし目があるのである。
それも、模様の向きによつて右上二目一度と左上二目一度とがある。
裏メリヤス編みで、である。
めんどくさい。
と、当初はそんなことを思ふてゐたのだが、編みはじめてみると、悪くない。
確かになかなか編み進まなかつたりはするけれど、これはこれでいいんぢやないかな。
まあ、この夏中に仕上がらないかもしれないけれど。
でも、ストールの出番は夏以降といふ気もするしな。
先日玉編み模様のスカーフを仕上げたのですこし気分がもちなほしたのか、なんとなく日々ちよこちよこ編んではゐる。
裏にも減らし目とかあつて、なかなか進まないけど、まあ、編みつづけてゐるといふことはいいことだ。
多分な。
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