ちよこつと進む
タティングレースは、やはりそれなりにすすんでゐる。
The TwirlyといふモチーフをつないでゐるUFO (UnFinished Object) も、四度めの挑戦で無事三つめのモチーフがつながつた。
現在、つないだ三つめのモチーフを完成させてゐる途中である。
毎回書いてはゐるが、このUFOは、The Twirlyといふ六角形のモチーフを七つつないで大きい六角形のモチーフを作り、その大きいモチーフ同士をまたつなぐ、といふものである。
とりあへず、横に三つつなげられるめどがたつたので、その先のことも考えはじめたところだ。
ところで、このUFOは、これまた何度も書いてゐるやうに、昼休みに作つてゐる。
家でも作ればいいのだが、なぜだかやつたことはない。
なぜだらう、と考へて、それは、やつがれがモチーフつなぎが苦手だからなのではないかといふ結論に達した。
モチーフつなぎが苦手なのは、まづ第一に糸端の始末がモチーフごとに発生するからである。
ちいさいモチーフほど糸端の数も多くなる。
モチーフつなぎ、いいなあ、といつも思ふのだが、完成に至らないことが多いのは、この「糸端の始末」に原因があることが多い。
また、モチーフごとに終はつた気になる、といふのも苦手な理由のひとつだ。
編むなら編む、結ぶなら結ぶで、延々とやつてゐたい。できれば糸のなくなるまで。いや、その糸さへ、できあがるまでつながつてゐたら、と思ふことさへある。
あみものなら毛糸だまの大きさ(といふか毛糸だまの糸の長さかな)、タティングレースならやはり糸の玉かシャトルに巻ける糸の長さによつて区切りができてしまふ。
それは仕方のないこととして、とにかく、なにものにも煩はされずにひたすら編んだり結んだりしたい。
でもモチーフつなぎだとさうはいかない。
モチーフをひとつ作り終へたら、そこで一旦作業は中断する。
糸を切つて、始末はあとまはしにするなりなんなりして、また一からモチーフを作りはじめねばならない。
この一連の作業が、ちよつとdestractingなんだよね。
ではなぜThe Twirlyをつなぐことはできてゐるのか。
それは、昼休み、しかも食べてあまつた時間といふ短い時間の中でやつてゐることだからではあるまいか。
もともと時間にかぎりがある。
その中でなら、たびたび作業が中断することがあつても、まあ、気にならない。
さういふことなんではないかと思つてゐる。
そんなわけで、家ではなにか糸のつづくかぎり延々結べるものを作りたいと思つてゐるのだが。
夕べ、新たな夏ものストールを編み始めてしまつたので、タティングレースはしばらく家ではやらないかな。
などといひながら、久しぶりに糸を買つてしまつたので、なにか作りたい気はあるのだが。
これは日曜日に「人形劇シャーロックホームズ」を見ながら作つてゐた栞である。
「人形劇シャーロックホームズ」は三月に放映したときに録画して、一度見てそのままになつてゐた。
春から「人形活劇 新・三銃士」の再放送がはじまつて、録画機が勝手に録画してゐるのでまた見なほしてゐる。
すると、これがいいんだね。
脚本はいまひとつだつたが、それつて人形に罪はないしね。
といふわけで、ぢやあシャーロックホームズも見なほしてみるか、と思つたといふわけだ。
この栞は20番くらゐで作るのが好きである。
これもLizbeth#20で作つた。
栞とか、使はないんだけどねー。
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