ひとつ作るたびに記録更新
The Twirlyをつなぐプロジェクトは、日々未知の領域を突き進んでゐる。
と書くとなんだか壮大だが、えうはこれまでつないだことのない数のモチーフをつなぎつづけてゐる、といふことだ。
ひとつモチーフが増えれば、新記録達成だ。
といつて、まあ、以前に70枚以上のモチーフをつないだマフラーなんかも作つてはゐるのだが、そこはそれ、である。
The Twirlyといふモチーフをつなげた数といふことでいへば新記録、とでもいはうか。
モチーフつなぎが苦手なことは何度か書いてゐるし、The Twirlyは例外的に大丈夫、といふ話も書いた。
The Twirlyに飽きないのは、適度にシャトルの二つ使ひで、適度にスプリットリングなんかも出てくるところ、だと思つてゐる。
以前70枚以上のモチーフをつないだマフラーを作つたことがあるが、これはシャトル一つ使ひのモチーフだつた。
真ん中に12個のピコを持つリングを作るのだが、めんどくさいからピコは11個にしてモックピコで次の段にあがり、そこでスプリットリングを作る、といふやうなことはしてゐたけれど、そこらへんの作業はいはゆるフィンガータティングでやつてゐた。
すなはち、シャトルは一つだけで、次の段の最初のリングはシャトルと糸端とを使つてスプリットリングにしたのである。
しかもパピーのNew 2Plyといふ極細毛糸を使つてゐたので、糸始末がとても楽だつた。毛糸だから、糸からもけもけと出てゐる毛同士がからまつて、ほどけにくくなるからだ。
そんなわけで、糸端は針でちよつとくぐらせて、それでおしまひ。
モチーフの数は多かつたけれど、シャトルだけで作れるし、かんたんなものだつた。
ああ、なんかかう打つてゐたら、また極細毛糸でタティングレースをしたくなつてきてしまつたなあ。
極細毛糸でタティングするよさといふのは、まあ、すでに書いたとほりではある。
糸始末が楽。これは重要。
あとは毛糸が好きならできあがつたものの「もけもけ」とした感触を楽しむことができる、といふこともある。
また、綿の糸ほどきつちり糸を引くことはないので、スティッチがふんはりふつくらするところも好きだ。極細毛糸はきつちり糸を引かうとすると切れるからね。
きつちりと糸を引けないので、リングの大きさは不揃ひになりがちだが、そこはまあ、「味」といふことでひとつ。
ああ、ふつくらとしたスティッチといへば、ニードルタティングもさうなんだよね。
最近やつてないなあ。
仕上がりに関してはシャトルタティングの方が好きなのだが、ニードルタティングはタティングしてゐるときの手の動きが好きなんだよなあ。
ニードルタティングで極細毛糸を使つてみるといふのもありかな。
そのまへに、目の前のThe Twirlyをせつせと作れ、と思はないでもないが。
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