崖つぷち
タティングレースは日々、といふか、少なくとも昼休みに食事をして残つた時間で結んではゐるのだが。
六角形のThe Twirlyといふモチーフを七つつなげて大きい六角形にして、それを二つつなげた、といふところまではここに書いた。
三つめを作つて、すでにつながつてゐる二つにつなげやうとして、二回失敗した。
それも気がついたのは、どちらもモチーフが完成してから、といふ体たらくである。
吁嗟。
先週も書いたな。
「モルダー、あなた疲れてゐるのよ」つて。
なんで間違えるかねえ。
まあ、なんとなく理由はわかつてゐるのだ。
七つつなげた大きい六角形を作つてつなげやうとするから失敗するのである。
すでにできてゐる大きい六角形を二つつないだものからつなげるやうにして作れば、おそらくこんなことはない。
ないことはないかもしれないけれど、発生頻度は下がるだらう。
わかつちやゐるんだがなあ。
わかつちやゐるけど、やめられない。
バカだね。
さういふわけで、昨日三回めに挑戦して、どうやら今回はちやんとつなげたやうな気がする。
このあと、The Twirlyをさらに二つて三つめの六角形は完成する。
その先をどうするか、だ。
まだつなげるつもりなんだけれども、大きい六角形を作りつつつなげるのは無謀だらうなあ。
すでにつながつてゐるところからひろげていくのが一番いいのだらう。
先週のなかばくらゐからはなにもしてゐなかつたけれども、家でも別のものをちよこちよこ結んではゐる。
夕べもちよつとやつてゐた。
どうもね、やつぱり疲れてゐるんだね。
疲れてゐると、どんどんちいさい道具を使ふものにシフトしていく。
これまでの経験をかへりみると、どうやらそんな感じだ。
たとへば、スピンドルといふのは案外おほきいものである。
一番ちいさいものでも、棒針よりはおほきい。
その棒針も、種類によるが、四本針や五本針でなければ、かぎ針よりはおほきい。
そして、かぎ針はタティングシャトルよりおほきいのである。
本なんかでもさうで、疲れてゐるときに大判の本を読むのはつらい。
自然と、新書とか文庫とかに流れていく。
文庫よりもちいさい本はなかなかないし、タティングシャトルよりもちいさい道具を使ふ手藝をやつがれはたしなまない。
といふことは、現在崖つぷち、といふことか。
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