Magic Loopでくつ下を編む
連休に入つて、くつ下を編みはじめた。
Katniss(rav)といふ。
つて書いたところで、まだ模様にも入つてゐないので、なにがなんだかわからないが。
どうやら最後にくつ下を編んだのは、二月らしい。
このくつ下はその後履いてみて、「編み込みにしなくてもあたたかいくつ下つて編めるもんなんだなあ」としみじみ思つた。もつと模様がよく出る糸で編むんだつたな、と、ちよつと反省してゐる。
今回のくつ下には縄編みが入つてゐる。やはり糸の選択を誤つたやうな気がしてゐる。
ま、それはいつものことだからな。
Monkeyなんか二足編んだけど、どちらもなんだかしつくりこない糸を使つてしまつたもんなあ。編んでて途中でわかるからやめればいいんだけど、やめられない。
Monkeyについては、それでもよく履いてゐる。なぜといつて、きちんとフィットするからだ。あれはいいくつ下ぢやよ。
ところで、今回は久しぶりにMagic Loopで一足同時に編んでゐる。
うーん、最後に一足同時編みをしたのはいつだつたらう。
写真によると、2010年が最後なのらしい。
なんと!
もう4年もたつのか。
道理でうまく編めないはずだ。
くつ下を編むなら、四本針か五本針でちまちま片方づつ編むのが好きだ。
いろいろやつてみたが、この方法が一番自分の好みにあつてゐるやうに思ふ。
何度か書いてゐるけれど、一本の針にかかつたたいした数ではない目をちまちま編んで、次の針にうつつてまたちまちま編んで……のくり返しが好きなのらしい。
手の動きも最小限だし。
くるくる編んでゐるうちになんとなくできあがる。そんなところがいい。
四本針なり五本針で編むときの問題は、何段目を編んでゐるかわかりづらいことだ。
傍らに段数カウンタを用意して編むこともある。
しかし、くるくる編んでゐるうちにカウンタを回す(あるいは押す)のを忘れてしまふこともしばしばだ。
結局、段をひとつひとつ数へるしかなかつたりする。
さうするとなにが問題なのかといふと、片方仕上げてさてもう片方と思つたときに、何段編んだらいいかわからない、といふことだな。
とはいへ、大抵はなにかしら模様のあるくつ下を編むことが多いので、模様からぴつたり同じ数の段を一足同時編みにもいくつか方法はある。
今回のMagic Loopもそのうちのひとつだし、単純に四本針なり五本針を二つ用意して、片方を一段編んだらもう片方を一段編む、といふのもありだな、とは思ふ。やらないけどね。
あと思ひつくのは棒針二本を使つて編む方法かな。編むことは可能なんだけどね。
しかし、ただのメリヤス編みとかゴム編みとかのくつ下の場合は、なにかしら段数を数へる仕組みを作つておかなければならない。
さういふ場合は、一足同時編みだよな、やつぱり。
それに、たまにはこの方法で編まないと、編み方を忘れるし。
なによりも、手が忘れる。
一足同時編みの方法にはいくつかあるけれど、やつがれはいつもMagic Loopだ。糸を持ち替へることさへ忘れなければ、一番ふつーに編めるからである。
でもまあ、同時に一足編むので、その分なかなか進まなかつたりはするんだよね。
といふわけで、現在「なんでこんなに進まないのか」とちよつとイラついたりしてゐる最中である。
慣れてくればもうちよつと心の平穏を得ることができる、かな。
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