白くないのに白つぽい
メビウス編みのショールを編み終へた。
端のレース編みの最初と最後もメリヤスはぎでつなぎあはせた。
まだ糸端の始末と整形が残つてゐる。
しかし、これを実際に使ふのは、11月以降だらうなあと思ふと、なかなかやる気が出ない。
そんな中、タティングレースについてもいろいろ考へてゐた。
先日、「白い糸でドイリーを作りたい」などと書いた。
ドイリーは久しく作つてゐない。
Jan StawaszのTatted Treasuresに掲載されてゐるドイリーにしやうかな、と思ひつつ、手持の糸を確認したらばこはいかに。
……ない。
白い糸がないではないか。
をかしい。
オリムパスの40番の100gがあるのは見つけたのだが、これは作るものを決めてあるのでなあ。いまとなつてはレース糸もお高くてなかなか買へないし。
DMCのEcruの40番もあるのだが、こちらはちよつと糸が細すぎる。
いろいろ探してみたが、一番白に近いのは、水色。
いま蔓日日草色の糸でモチーフつなぎをしてゐる身としては、水色はあまりにも近過ぎる色である。
そんなわけで、さらに探して、イメージに一番近いのは、この色かなあ、といふのを見つけた。
この糸でタティングすると、なんだかとてもアンティークな印象の作品になる。
完成した栞の写真はないが、とりあへずこんな感じ。
この写真だとよくわからないか。
この糸は、実際にどんな色かよくわからないのでとりあへず試しに買つてみた糸である。
買つてみたら案外よかつた。
白でも生成りでもないけれども、「なんとなくふるーい感じの作品になる」といふ意味では、水色よりはよほど白や生成りに近い色だと思ふ。
思ふのだが、もうすでに糸を巻いてゐる時間がない。
明日も蔓日日草色のモチーフをつなぎつづけるかな。
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