かばんの記録をつけてゐる
その日使つたかばんや袋ものの記録をとつてゐる。
今年からはじめた。
Smythsonのスケジュール帳の余白に、その日持ち歩いたかばんをちよこつと書きつけてゐる。
圧倒的に、ル・ボナーのミセスが多い。
ミセスは一月に購入した。
以来、毎日のやうに使つてゐる。
なにがいいんだらう。
我ながら、そこのところがよくわからない。
それほど大きくはないのにたくさんものが入り、それでゐて重たさを感じることがない、といふのは大きい。
あと、見たときにすてき、といふのもある。
荷物掛けにぶら下げたときのやうすのよいこと。見蕩れることしきりである。
ものが入るといふことであれば、ブロガーズトートもいいかばんだ。
巨大なのに、取り出したいものをさつと取り出すことができる。
定期入れや鍵、iPhoneなどは、入れる場所が決まつてゐる。
ファスナーポケットの中にさらにファスナーポケットがあるから、財布と社員証をわけて入れておくこともできる。
読みさしの本をもうすぐ読み終へてしまふかも、などといふときも、心配は要らない。ブロガーズトートなら、いくらでも本を詰め込むことができる。まあ、重たくはなるけれどもね。
おそらく、満員電車に乗ることさへなければ、毎日持ち歩くことだらう。
以前も書いたが、ブロガーズトートを買ふときには、ひらくPCバッグとどちらにするか、かなり悩んだ。
いろいろ考へて、ブロガーズトートの方が通勤電車の車内で邪魔になりづらいだらう、と思つてこちらを選んだ。
ひらくPCバッグは持つてゐないからわからないけれど、おそらくこの勘は正しかつたらうと思ふ。
思ふのだけれども、やつぱり荷物を詰め込めば、そりや電車の中では邪魔になるよな。
ミセスとどちらを取るか、ときかれると、悩む。
実際、ブロガーズトートを使ふと、「もつと頻繁に使ひたいなあ」と思ふほどだ。
ブロガーズトートのいいところは、右肩にかばんをかける人間用にできてゐるところである。
キーリングや携帯電話・スマートフォンを入れる内袋が、右肩にかけた時に使ひやすいやうにできてゐる。
これも以前から書いてゐることだけれども、世の中のかばんの多くは左肩にかけたときのことを考へて作られてゐる。
右肩用だとこんなに楽なんだー、と、はじめて思つた。
ミセスは普通に左肩にかけたときのことを考へて作られてゐる。キーリングの位置がそれを物語つてゐる。
それでも手に取つてしまふのは、ファスナーがないからだらうな。
これでファスナーがついてゐたら、右側に持つたときにファスナーの持ち手が背後にいつてしまふ。
それは使ひづらいんだよねえ。
ところで、日々使ふかばんの記録をつけてゐるのは、使はないかばんを捨てるため、であつた。
過去形にしてしまつたのは、スケジュール帳を見てゐて「はっ、あのかばんを使つてゐない」と思ふと、無理矢理使つてしまつたりするからである。
上にも書いたやうに、ひらくPCバッグを思ひ切れずにゐる。
しかし、そんなにかばんばかり持つてゐても仕方がない。
一度に持てるかばんはせいぜい二つだ。
ひらくPCバッグだつたらひとつで十分だらう。
さう考へると躊躇してしまふのだつた。
そして、躊躇するくらゐがちやうどいいのかもしれない。
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