春の予想
先日、渋谷ヒカリエにある川本喜八郎人形ギャラリーの来館者ノートをぱらぱらと見てみた。
たまに見る。
結構おもしろい。
よく見るのが「孔明がゐなくて残念」だ。
さうねえ、つぶやいたりもしてゐるけれど、ヒカリエで孔明に会へるのは、来年のいまごろなんではあるまいか。
展示の流れからいふとさうなる。
今回が呂布の最期で、前回が黄巾の乱と漢室の陰謀みたやうな感じだつたから、今度は官渡の戦ひと関羽の千里行だと思ふんだよね。
したら、三顧の礼は、その次かな、と。
孔明に会ひたいのであれば、いまのうちに飯田市川本喜八郎人形美術館に行くといい。
前回前々回の展示では、孔明は巨大なケースの後方にゐた。すなはち、あまり見やすいとはいへなかつた。
今回はちよつとこぶりなケースにゐるので、近くでよく見える。
ただし、出蘆まへの寝起き姿ではあるけれど。それがめづらしくてよい、といふ話もある。
やつがれの場合は、うつかりその前でくだをまいてゐる石広元・孟公威・崔州平に目がいつてしまひ、「ああ、やつぱり飲兵衛つていいなあ」としみじみしてしまふのだが。
もとい。
飯田に行くのがむづかしい、か。まあ、それもあるな。
孔明に限らず、その場にゐない人形を見たい、といふ書き込みは多い。
そのうち会へますよ、とは思へども、さう足繁く通へる人ばかりでもあるまいからなあ。
今回は、曹操と野郎どもに、玄徳・関羽・張飛、それに呂布と貂蝉と陳宮といふ、見た目にも豪華な感じでとてもいい展示だと思ふ。
ポージングをくさす人もゐるやうだが、やつがれは今回の展示がこの三回の中では一番いいと思ふがなあ。
去年はいまごろ展示替へがあつた。
今回は来月かなあ、と思つてゐる。
三国志はなんとなく予想がつくけれど、平家物語の予想ははづしまくつてゐる。
今回牛若丸が出てきたから、次回は義経が出てくるんぢやないかなあ、と思つてゐるのだけれども、どうだらうか。
いい加減、後白川法皇を見られるんではないかと、これは今回の展示替への前にも思つてゐたのだけれど、いまだ見られてはゐない。
次の清盛は僧形かなあ。
予想がつく、とは書いたものの、さういへば、三国志の場合はどれだけの人形を作りなほしてゐるのかが不明なのだつた。
張遼を作りなほしてゐたとしたら、そろそろ出てくるんぢやあるまいか。
今回、荀彧といふサプライズがあつたからなあ。
ちよつといろいろ期待してしまふ。
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