その後のFragrance Pot
Fragrance Potを買つてほぼ二週間、前回入れた精油がなくなつたので、月曜の夜に足してみた。
前回入れたのはベルガモット。我が家にある精油がそれだけだつたからだ。
今回もおなじものを入れてみた。多孔性磁器の部分を火にかけるのがめんどくさかつたからである。
前回は、「精油だけだと揮発性に乏しいから」といふので、アルコールを足してみた。
今回は、敢て精油しか入れなかつた。
精油だけだとどれくらゐ香りがするのか、どれくらゐもつのか、ためしてみたかつたからである。
とりあへず、前回より香り具合がすくないやうな気はする。
でも気のせゐかもしれない。
ちよつとやうすを見ることにしやう。
Fragrance Potは、普段玄関先においてゐる。
出がけはばたばたしてゐるせゐかあまり気にならないが、帰つてきて玄関をあけた途端にふんはりと柑橘類系の香りがただよつてくる。
なんか、いい感じだ。
まはりに香りがほしいな、と思つたときには、自分のそばに持つてくる。
もういいやと思つたら、玄関先に戻す。
さして広い家ではないが、玄関先においておけば、普段は香りは気にならない。
そんな感じである。
いいぢゃあないか。
自由に移動できるのは、サイズがちいさくて、火を使つたり電源につないだりする必要がないからだ。
もしかすると、充電池が入つてゐて電源のオンオフで香りのあるなしを選択できるやうなものの方が使ひ勝手はいいのかもしれない。
しかし、精油の中にあるかぎり、使ひつづけられる、といふのはいい。
めんどくさがりにはもつてこいである。
あとは、今回補充した精油がなくなつたら、ちがふ香りを試してみる、かなあ。
多孔性磁器の部分を直火にかけて、煙が出なくなるまで熱しないといけないのらしい。
それがちよつとめんどくさい気がしてゐる。
それに、ちがふ香りといつて、なにを試してみるか、とかね。
実は、今回精油を買ふといふので、あちらこちらの店を見てまはつてみた。
なんでせうかね、あの混みやうは。
どうも、どこかのTV番組で、朝と夕、ある香りをかぐと脳が若返る(かもしれない)、とかいふ特集を組んだのらしい。
それで、そのときに取り上げられた香りの精油がのきなみ売り切れだ、といふのだ。
やつがれが店に行つたときも、その精油を求める人がたくさんゐた。
なかには、その精油を予約してきてゐる人々もゐた。
なんなんだ、それは。
香りをかいだだけで若返らうなんて、そんな魂胆だから頭が老化するんだよ。
老化したくなかつたら頭を使へ、頭を。
さう思つたが、かくいふ自分だつて香りでやる気を出さうつてーんだから、同じ穴の狢といふアレである。
そんなわけで、人がものすごくて、別の香りを選ぶなんて到底できなかつた。
混雑のおさまつた時期にでもひとつ、と思つてゐるのだが、さて。
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