追ひたてられる
写真を撮つてみて、大いに驚いた。
思つてゐたより進んでゐたからである。
先週の写真では三枚つながつてゐたモチーフが、今回の写真では五枚に増えてゐる。
あれから二枚も作つたのか。
全然そんな気がしてはゐないけれども。
タティングレースはあひかはらず昼休みのうち昼食を食べてあまつた時間を活用してゐる。
それ以外に時間は取れてゐない。
あみものはといふと、帰宅後の45分。夕食のあと入浴までの時間で編んでゐる。
追ひまくられてゐるやうな気分である。
をかしい。
あみものもタティングレースも楽しくてやつてゐるはずなのに、気がつくと追ひたてられるやうにして編んだり結んだりしてゐる。
ときどき、編み針もシャトルも手にする気がしないのは、おそらくそのためだらう。
いつだつたらうか。
連休のある日、ほかにすることもないし、あみものでもするかなあ、と、のんびりと編んだことがあつた。
急ぐこともなく焦ることもない。
一日の終りをゆつたりとした気分で迎へることができた。
あみものやタティングレースをすることで求めてゐるのはさういふ時間、さういふ気分だ。
けつして追ひたてられたり追ひまくられたりするやうな気分ではない。
そのはずなんだがなあ。
昼休みは、自分のしたいことをして過ごすのがいい、と、先日耳にした。その方が午後の生産性があがる、といふやうな内容だつたかと思ふ。
やつがれの場合は、確かにやりたいことをしてゐる。タティングレースをしてゐて、しかし、午後はやはりなんだか疲れきつてゐる。
短い昼休みのあひだにすべてをやつてしまはうと思つてゐるからだらう。それで疲れきつてしまふのだ。
なんとかもつとゆつたりした気分で糸と針やシャトルと相対することができないものかなあ。
まあ、それでも思つたより進んでゐるやうなので、よしとするか。
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