Fragrance Pot買ふた
Fragrance Potを買つてしまつた。
夕べ宅配便で来て、さつそく使つてゐる。
火であたためたりしてゐないのに、ほんたうにほのかに香りが漂つてくる。
上記リンク先をご覧いただけるとわかることと思ふが、肥前吉田焼の磁器なのだといふ。
あたためなくても香るのは、「多孔質磁器」のおかげなのだとか。
リンク先にも「水に触れるとスポンジのように水を吸いあげる」と書いてある。
毛細管現象だらう。萬年筆とおなじ原理だ。
さう思ふと、さらに愛着がわくんだな、やつがれの場合。
火を使はないからその取り扱ひに気を配る必要はないし、電源不要だから、コンセントの確保とかプラグコードとかも気にする必要はない。
ただ、ぽんとおいておける。
まづそこがいい。
ただ、香りを変へる場合は、多孔質磁器である黒い部分を直接火にかけて熱する必要があるのださうだ。
それはちよつと面倒くさいかな。
まだやる機会はないけれど。
なにしろ、この佇まひがいいよね。
黒と書いたけれど、よくよく見ると深いチャコールグレイに、これもちよつと灰色がかつたやうな白のとりあはせがまづすばらしい。
形の種類としてはこのまんまるい「けんじょう」と、「けんじょう」のサイドをちよいと削つたやうな「しのぎ」、それと見た目そのままの「ひょうたん」とある。
どれにしやうか迷つたんだよねえ。
どれもいい形だ。
瓢箪型とかも、いいよねえ。
刀を連想させる「しのぎ」もいい。
さんざん迷つて、なんとなくぱつと見た感じ、中で香りの対流してゐるやうなイメージのある「けんじょう」にした。
以前買つたままだつたベルガモットの精油を入れてみた。
精油だけだと揮発性が低いので、消毒用アルコールをちよつとまぜてゐる。
香りのするまで、それなりに時間がかかるんだらうな、と思つてゐたが、それほどかからぬやうだ。
5分後くらゐには、鼻を近づけるともうベルガモットの匂ひがしてゐた。
夕べ、玄関先においておいた。
起きて、玄関に行くと、あたりに香りが漂つてゐる。
職場の机にはおけない感じだな。周囲の人が気にするだらう。
精油は使ひきつてしまつた。なにか調達してこなければ、だなあ。
なににしやう。なんか違ふ香りにしてみやうか知らん。
それに、精油つてどこで買つたらいいのか知らん。
以前精油を買つた店はいまはもうないんだよなあ。
無印良品で精油も売つてゐたつけか。
まづはいろいろ調べてみるか。
先日、疲れてくると香りものに依存しやすいと書いた。
まだつづいてゐるのらしい。
すこし、気をつけねばならんな。
ちなみにベルガモットの香りには、落ち込んだ気持ちを緩和したり、やる気を出させたりする効能があるといふが、さて。
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