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Tuesday, 11 February 2014

シャトル探して日が暮れて

Should I Go on with this

ここのところJon YusoffデザインのThe Swirlyといふモチーフの話ばかりしてゐる。
このモチーフは、Airlit Shuttleをふたつ使つて作つてゐる。
Airlit Shuttleを使ふ理由はふたつある。
ひとつはボビン使用だから。
もうひとつは軽いから。

ボビン使用のシャトルが好きなことについては何度も書いてゐる。
とにかく糸の巻き付け巻き取りが楽。
これに尽きる。
ただ、Airlit Shuttleのボビンは滑りやすいのが難だな。
Aeroのボビンシャトルは、ボビンが適度にざらついてゐる。したがつて、糸を巻き付けやすい。
ちよつとしたことだけれども、かなり使ひ勝手が異なる。
これさへなければ、Airlitの方が使ひやすいんだけれどね。

あと、ボビン使用のシャトルの場合は、追加のボビンに糸を巻いておけば予備になるといふのもいい。
さうでないとシャトルに巻いておくやうだものね。

軽さは、普段はあまり重要視しない。
なぜといつて、やつがれ愛用のシャトルはGR-8 Shuttleだからだ。
GR-8 Shuttleは木製だつたりレジン製だつたりさまざまだ。シャトル本体とボビンとはさほど重たくない。むしろ軽いくらゐだ。
問題は、ねぢ、だな。
金属の部分が重たいのである。
とはいへ、タティングに使ふてゐる分には気になるほどの重さではないと思つてゐる。
ただ、二つ使ふするときには違ふ。
二つ使ふときは、手にしてゐない方のシャトルはできるだけ机の上などに置くやうにする。
でも、スプリットリングのときなんかは、左手の手の甲側に回したりする。
このときに、軽い方がいいんだな。

そんなわけで、ここ数ヶ月ほど、Airlit Shuttleばかり使つてゐた。
ふと、ほかのシャトルはどうしたらうと思つて、タティング用品の整理などしてみた。
そこで出てきたのが上の写真の作りかけのなんだかわからないものとシャトル二つである。

もともとは、GR-8 Shuttleで作つてゐて、糸がなくなつたところであらかじめ用意してあつたDavid Reed Smithのシャトルに持ち替へたものだ。
David Reed Smithのシャトルについても何度か書いてゐると思ふ。このシャトルは、普通のクロバーのシャトルより小さい。そのわりに糸はたくさん巻ける気がする。2 inchでbrass spike pewterといふオプションをつけた。木はpurpleheart。あとおなじサイズおなじオプションでbirds-eye mapleのシャトルを持つてゐる。

「なんだかわからないもの」と書いたけれど、一応、七宝模様といふことはわかる。
多分、なにか大きいものを作るつもりだつたんだな。
それで、藤戸禎子の「タッチングレース」に出てゐる七宝模様の替襟をもとに、ちよつとサイズを変へて作つてみた、といふところだと思ふ。

取り出して見てみたら、あとリング二つにチェイン二つくらゐで一模様終はる、といふところだつた。
手に取つてみてわかつたけれど、これ、あんまりにもよれよれな出来だから途中ではふりだしたんだよな。多分。
できるだけ丁寧に作らうとした痕跡もないわけぢやあないが、それが出来に反映されなくちや、ねえ。
でもまあ、あとちよつとなので、写真を撮つたあと、とりあへず一模様終はらせてみた。
七宝模様、好きなんだよねえ。
糸の色もいいしねえ。おそらくLisbeth #40のboysenberryだと思ふ。
整形すればなんとかなるか知らん。

モチーフをつなげるよりは、七宝模様のやうな延々と続けられるものの方が、自分にはむいてゐるんだよね。
最初はつなげずに作るので、ここまではなかつたことにして、心機一転作りなほしてみるかなあ。
ここまでは整形してみて、ごまかせさうだつたら使ふことにする、とかさ。
あるいは糸が足りなくなりさうだつたら使ふ、とか。

それよりも、The Swirlyに時間を割いた方がいいか知らん。

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