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Thursday, 06 February 2014

iPad miniで文字を入力する

iPad miniで文字を入力するときは、7 notesを使ふことが多い。
タッチペンにはsu-penを使ふてゐる。やつがれのは初代だけれど、十分な感じ。よく書ける。

iPad miniは、ソフトキーボードを使ふには小さい。やつがれは手が小さいので、それでも打てる方かとは思ふ。でもまあ、あまり使ふ気にはならないな。iPadだとソフトキーボードで十分なんだけれどもねえ。
ポメラDM100をBluetoothでつないで使ふこともないわけぢやない。でもこれだとローマ字入力をしないといけないんだよね。
せつかくボメラで打ちやすいのに、ローマ字入力だなんて、めんどくさすぎる。
そんなわけで、これもあまり使はない。

といふわけで、畢竟7 notesといふことに相成る。
初代iPadでも使つてゐる。ゆゑに使ひ勝手はわかつてゐる。
7 notesは、おそらくは文書作成アプリケーションだ。
その証拠に、書式がいくつか用意されてゐて、最初に入力をはじめる際にどれかを選ぶやうになつてゐる。
書式と書いたのは、段組みとして1カラム、2カラム、3カラムの文書をそれぞれ選ぶやうになつてゐるからだ。
また、写真などを貼りつけることも可能になつてゐる。

しかし、もつたいないことに、やつがれはさういふ使ひ方はしてゐない。
もつぱら1カラム文書で、ひたすら文字を入力する。
それも、手書き文字を変換といふモードだけを使つてゐる。
7 notesでは、手書き文字を変換、手書き文字そのまま、キーボード入力の三つの入力方式を選ぶことができる。
手書き文字をそのまま入力する方式の場合、あとから手書き文字をフォントに変換することもできる。
このあたり、Palm Pilot の J-OSを彷彿とさせるところがあるんだよね。
そんなところも7 notesを好んで使ふ理由のひとつだつたりする。
まあ、ほとんど使はない機能ではあるのだが。

いはゆる「旧かな」を用ゐる人間にも、7 notesはおすすめだ。
手で書いたとほりの文字を表示してくれるからである。
普段は「用ゐる」を入力するときには、「もちいる」と打つてから二文字削除して、あらためて「ゐる」と入力してゐる。
これが「用ゐる」と書くだけで、そのとほりに表示されるのである。
ストレスフリーだよなあ。

手書き文字認識も、当初からすばらしくはあつたけれど、すこしづつ進化してゐるやうに思はれる。
たとへば、先日も呟いたけれど、さんずいのくづし文字を認識してくれるのだ。
手で書いてゐると、どうしてもくづし文字になつてしまふことがある。
それを7 notesはちやんと認めてくれる。
ぢやあごんべんのくづし文字はどうだらうと思つたら、こちらは少しむづかしいらしい。さんずいのくづし文字とごんべんのくづし文字はかなり近い形で、人や場合によつてはほとんど変はらない場合もある。
これも、ごんべんのくづし文字をきつちり書けば7 notesはきちんと判断してくれるのだが、くづし文字をきちんと書く人間がどれくらゐゐるだらうかと考へると微妙である。
あー、でも、去年王羲之展に行つたときに、「草書は時間がかかるから別の書体で書きました」とか云ふてゐる人が過去にはゐた、とか書いてあつたな。王羲之クラスになるとさういふものなのかもしれない。

もとい。

手書きだとそんなに早くは入力できない。7 notesが文字を認識して変換する時間もある。
それでも7 notesを使つてしまふのは、使つてゐて気持ちいいからだらう。
それには入力ディヴァイスであるところのsu-penの存在も大きい。
ちなみにひらがなを書くと、ちやんと漢字に変換した候補も表示してくれるところもいいぞ、7 notes。

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