眠ればいいのに
やつとのことでセーターを仕上げたと思つたら、なんだか日々あたたかい。
世の中、さうしたもんだよな。
何度かおなじことを書いてゐるけれど、この地球温暖化の世の中、手編みの毛100%のセーターなんて、不要だよな、と思つてゐた時期がある。
さうでもなかつたね。
とくに我が家は昼を過ぎないと日が当たらない。ゆゑに寒い。
自宅であみものなどしてゐると寒くてたまらない。
さういふときには、手編みのセーターもよいものだ。
だが。
なんだかあたたかいんだよなあ。むう。
着るものなんぞ編めないよ、と思つてゐたやつがれがセーターなんぞを編んだせゐだらうか。
さもありなん。
それにも懲りず、くつ下を編みはじめてしまつた。
この時間のないときに。
時間があるなら睡眠にあてろよ、とみづからにつつこまざるを得ない状況のときに。
はじめてみると、短い5本針でちまちまちまちまひたすら輪に編んでゐるのが楽しくてしかたがない。
今日、昼休みに久しぶりにタティングレース作りをしてみた。
これまたやたらと楽しい。
仕事なんぞはふりだして、一日中でもシャトルを手にしてゐたい。
世の中うまくいかない。
仕事もせずに生きていけるとは思へない。
したがつて不平不満を胸の奥底にしまひこんで、日々暮らしてゐる。
なんのために生きてゐるのかなあ。
それを考へはじめたが負け。
そんな気もする。
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