伏せ止めに悩む
ラグラン袖のタートルリブセーターは、胴体部分の増やし目があと一回といふところまできた。
残り15段。
ここから先が長い。
なぜといつて、一段編むのに15分くらゐかかるからだ。
……といふことは、胴体にあと4時間?
うーん、遠いなあ。
かかる時間を正確にはかつてゐるわけではないから、もしかするともつと早く終はるかもしれないし、逆もありうる。
まあ、毎日編んでゐればいつか終はるよ。
ここで、いままで後回しにしてきた問題が浮上してきた。
伏せ止めの方法である。
ニ目ゴム編みで編んできたからには、伏せ止めもニ目ゴム編み止めを採用したい。
その方がきれいだからだ。
ニ目ゴム編み止めをすると、まるで編みながらそのまま伏せ止めをしたかのやうな仕上がりになる。
そして、ニ目ゴム編み止めは、くつ下をつま先から編んだときにはよく使ふ技法である。
それほど苦手だといふ意識はない。
問題は、伏せ止めしなければならない目数が多いことだ。
ニ目ゴム編み止めは毛糸用の針に糸を通して行ふ。
だいたいの糸の長さを計算して(止める長さの三倍ていど)、毛糸だまから切りはなして止める。
すなはち、伏せ止めの途中で糸が足りなくなるといふ事態が発生する之可能性がある、といふことだ。
だからといつて糸をあまりにも長くとると、伏せ止めをしてゐるときにじゃまになる。
また、目の間をとほしながら止めていくので、摩擦のため糸に毛玉を生じることもありうる。最悪、糸が切れる。
そんなわけで、目数の多いゴム編みの伏せ止めには普通の伏せ止め、つまり編みながら止めていく方法を用ゐることが多いやうに思ふ。表目は表目に裏目は裏目に止める。
その方法でいいかなあ。
悩んでゐる。
おそらく、袖口はニ目ゴム編み止めにするだらう。
裾とはちがつてもいいだらうか。
いいことにするか。
と、書くといふことは、全然「いい」とは思つてゐない、といふことだ。
まあ、伏せ止めするのはもうすこし先のことだし、まちつと悩むことにするか。
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