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Friday, 01 November 2013

2013年10月の読書メーター

2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2821ページ
ナイス数:9ナイス

歳三の写真歳三の写真感想
表題作は小説、あとは史論といふか随筆といふか。表題作と、高台寺残党、だんだらの羽織の話と歳三の書の話がおもしろかつた。「京の歳三は、韓非子流の法家なのである(P288)」とか、「へー」と思ひつつ読んだ。云はれてみれば、歳三の写真は確かに斜め向きである。ほかの人の写真は正面切つてるものが多い。
読了日:10月3日 著者:草森紳一
心・脳・科学 (岩波モダンクラシックス)心・脳・科学 (岩波モダンクラシックス)感想
中国語の部屋を読みたくて読んだ。三十年前の話なので、今はまたいろいろ変はつてきてゐるのかもしれない。たとへば、コンピュータは小説を読んで、登場人物の出で立ちを思ひ描いたりするのだらうか。思ひ描くとして、「それはこのあひだ会つた誰某に似てゐる」と思つたりするのだらうか。将棋アプリケーションは、この手順は何年前の何月何日に誰某と対局した時とおなじもので、あの日は寒かつたなあ、などと思つたりするのだらうか。読みながら、そんなことを考へた。
読了日:10月4日 著者:ジョン・サール
史記 2 本紀 下 新釈漢文大系 (39)史記 2 本紀 下 新釈漢文大系 (39)感想
原文に近いものを読みたいといふので手に取つた。項羽本紀にはじまつて孝武本紀に終る。孝文本紀になるといきなり平和でええ帝の話になるのでつまらなく感じるが、司馬遷の武帝へのイヤミと考へるとそれなりにおもしろく読める。やはり項羽本紀がおもしろいかな。やたらと逃げまくる劉邦を見るにつけ、碇シンジくんもこれを読めばいいのに、と思ふよ。
読了日:10月19日 著者:吉田賢抗
A Stitch in Time (Star Trek: Deep Space Nine)A Stitch in Time (Star Trek: Deep Space Nine)感想
元々はAndrew J. Robinsonが演技の足しにといふことでガラックの伝記を書いてゐて、それをスタートレックのコンヴェンションで朗読してゐたもの、なのださうである。ガラックの幼少期、DS9での生活、ドミニオン戦争後のカーデシアと、三つの時間軸の話が次から次へと語られるので、時々戸惑ふ。特に、DS9での話とカーデシアの話とは入り交ぢりがち。幼少期にはじまる話は、如何にあのガラックになりしか、といふところが垣間見えておもしろい。昔なら翻訳されてゐたのかな、ハヤカワ文庫あたりで。
読了日:10月21日 著者:AndrewJ.Robinson
李長吉歌詩集 下 (岩波文庫 赤 6-2)李長吉歌詩集 下 (岩波文庫 赤 6-2)感想
東洋文庫で読んでゐたのだが、うつかり岩波書店の在庫稀少本の山の中に見つけてしまつたので。原文があつて読み下し文があつて、而して翻訳といふレイアウトの方が読みやすいからといふのもある。いづれ東洋文庫も買ふけど。とりあへずこの後はランボーでも読まうかと思ふてゐる。
読了日:10月23日 著者:李賀,鈴木虎雄
戦闘技術の歴史 2 中世編 AD500-AD1500戦闘技術の歴史 2 中世編 AD500-AD1500感想
古代篇はそれなりに戦争の名前も知つてゐたけど、中世篇はさつぱりだ。中世になると戦闘以外に覚えることが多いからなのだらうか。あるいは単に授業であまりとりあげられないだけなのか。この後三巻がなぜかないので、四巻を読む予定。防備をかためると機動力が落ち、機動力をあげやうとすると手薄になる、といふのは、なにごとにも云へることなのかも。
読了日:10月26日 著者:マシュー・ベネット,ジム・ブラッドベリー,ケリー・デヴリース,イアン・ディッキー,フィリス・G・ジェスティス
三国志演義〈4〉 (徳間文庫)三国志演義〈4〉 (徳間文庫)感想
「これ、どつかで見たよ」みたやうな話が延々つづく。傀儡となつた帝が権力を恣にする輩を密かに除かうとして露見するつて、それ、もうやつたぢやん、別の人が、みたやうな。結局人の世つてさういふことなんでせう、人は変はつても同じことをくりかへすんだよね、といふ話。黄巾の乱から百年ていど、と思ふとあつといふ間の話だ。例によつてみんなあつさりと死んでいくんだが、孔明の延命をはかる儀をはじめる夜の描写だけが妙に美しくて大いに驚く。なんちて。
読了日:10月30日 著者:羅貫中
学びやぶっく75漢詩をつくろう (こくご)学びやぶっく75漢詩をつくろう (こくご)感想
絶句とか律詩とか、平仄がどうの韻がどうのつて規則が厳しいよね、と思つてゐたのだが、どうやら絶句や律詩といふのは、ふだんからことばを集めておいて、平仄や韻にあはせてはめこんでいくものなのらしい。「決して自分勝手な発想・詩想を漢字に写し出そうというような考えを起こしてはいけません(p76)」と、太字で書いてあるのには驚いたね。ちよつと「いきなり俳句入門」を思ひ出した。
読了日:10月31日 著者:新田大作,小嶋明紀子

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