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Tuesday, 08 October 2013

途中でやめるとき

昨日も、天気予報では「残暑厳しい」などと云ふてゐる、と書いたばかりだが。
今日もまた暑い。暑いといふか蒸してゐる。
「欲望といふ名の電車」であつたか、湿気がたまらん、といふやうなせりふがあつたやうな気がする。そのせゐでいろいろをかしくなつてしまふ、といふやうな。
いや、あの芝居は「サザン・ベル」のなれの果ての物語、だらうか。

いづれにしても、暑い。
そんな暑い中、それでも昨日は帰宅後にすこし編んだ。
セーターはあちこち計算しなほさないといけないので、まだ着手できてゐない。
くつ下を、ちよつとだけ編んだ。
ちよつとだけにするつもりが、つい編んでしまふのはくつ下の魔法か縄編みゆゑか。模様はきりのいいところまで編まないと、次に編むときに困るからね。

よく、世間では「次に着手するときのために、中途半端な状態で終はつておくといい」といふ。
たとへば、読書だつたら、章の終はりまで読まずに、途中で読みさしにしておく。
文章だつたら、文の途中でやめる。森博嗣は、手書きだつたら一文字を書く途中で放置するだらう、と云つてゐた。

あみものもおなじで、きりのいいところまで編まずに、どこか途中の、いはば「きりの悪いところ」で終へるといい、といふ。

さうかなあ。
ものは試しとやつてみたことはあるが、やつがれには向かなかつた。
なぜといつて、妙なところで手を休めると、針から目が落ちてしまつたりする。また、次にはじめるときに、前回どこまで編んだのか確認するところからはじめないといけない。
前回どこまで編んだかは、付箋などに書いておくとよい、といふ意見があつて、それには賛成だが、つい忘れてしまひがちだ。

ではどこでやめるのか。
一段は模様編みで次の一段はメリヤス編み、といふ場合は、メリヤス編みの段の途中でやめる。
さうすると、次に編みはじめるときは、メリヤス編みをしながら模様のどこまで編んだかを確認できるからである。
いちいち編み始める前に確認しなくてもいい。
いや、まあ、それでも確認はした方がいいんだけどさ。

タティングレースはどうだらう。
タティングレースの場合は、かならずリングを作つてから終はるやうにしてゐる。ブリッジ(といふかアーチといふか)でやめると、最後の目からだんだんゆるんできてしまふからだ。
リングだつてゆるまないことはない。しかし、リングならほどけることはまづない。ブリッジだと下手をするとせつかく結んだ目がほどけてしまふ。

また、リングの途中で放置することもない。
リングの途中で放置すると、次にはじめるときに輪のどちらから手をいれたものかと悩むことがあるからだ。また、輪状になつた糸が別のものにからんだりすることもある。

そんなわけで、病院の待合室などでのタティングレースはちよつとやりづらい。
いつ呼ばれるかわからないからだ。
呼ばれたときにリングの途中だつたりしたら、そのリングを完成させるまで席を立てない。
ブリッジの途中でも同様で、その先のリングまで作つてしまはないと安心して放置できない。

別に、リングくらゐ作つてから席を立てばいいんぢやない。
さういふ向きもあらうが、残念ながらやつがれはさういふときにあはててしまふたちなのであつた。
ああいふとき、気にせず悠然とかばんにものをつめたりする人があるが、うらやましくて仕方がない。

そんなわけで、タティングレースは時間の読めるときにしかやらないことが多い。
もちろん、病院の待合室でもシャトルを取り出したりはするがね。
しかし、いつ呼ばれるかと気が気でなかつたりするんだよなあ。

小心者?
まあ、否定はしない。

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