ドイリーにしてもよいのだが
まだ作成途中なのでグダグダだが、タティングレースのドイリー(もどき)はこんな感じである。
とりあへず、六角形のモチーフを七つつなげたので、ここで終はつてドイリーといふことにしてもいいのだが、なんとなくもつとデカいものを作りたくて、次のモチーフも作りはじめてしまつた。七つつなげてできた六角形同士をさらにつなげたいと思つてゐる。
何度か書いてゐるが、このモチーフは The Twirly。Jon Yusoff の作品である。Tatted Snowflakes Collection に出てゐるモチーフの中で一等気に入つてゐるものだ。
ただ、つなげてみるとまた印象がちがふかなあ。
モチーフひとつの状態だと、ほんたうに「twirly」といふ感じなんだよね。くるくる廻りさうな印象。ちよつと風車のやうにも見える。
そこが気に入つてゐるのだが、七つつなげてみると、「twirly」感がチト失せる気がする。
気のせゐかな。整形すれば、もつとちやんとした形に見えるだらうか。
それにしても、こんなに気に入るモチーフといふのもめづらしい。
はじめて仕上げたタティングレースの作品は、藤戸禎子の「華麗なクラシックレース タッチングレース」に出てゐるドイリーだ。
六弁のちいさな花のモチーフをつないでヘクサゴン様の星形を作るものである。
写真は、その後作りなほしたものである。整形前で恐縮である。
はじめての作品といふこともあり、また、これまたはじめてシャトルと糸玉とを使つてタティングできるやうになつたといふ興奮もあつて、あまり考へもせずにできあがつてしまつた、といふ記憶がある。
写真の作品の方は、初心に返るといふことで作りはじめたものなので、もうちよつと難航した。
そもそもこのモチーフがそんなに好きではないからである。
ただこの写真の作品を作つてゐたときは、マジックスレッドを修得するといふ裏の目標もあつたので、なんとか最後のモチーフまでつなげることができた。
その後も、モチーフつなぎの作品は何度か作つてみたり、そのうちのほとんどは途中で挫折したりしてゐる。
はじめてのドイリーを作つたときは、シャトルと糸玉とを使つたタティングの仕方を覚えたばかりだつた、と書いた。
なんとか最後までできたのも、そのせゐかもしれないな。
といふのは、これまた何度か書いてゐるが、The Twirly はシャトルをふたつ使ふのだけれども、それが苦にならないからだ。
シャトルふたつ使ひが苦手、といふのも、これまた何度も書いてゐることである。
それなのに、The Twirly ではそれが苦にならない。むしろ、楽しいくらゐである。
なにか新境地が開かれつつある。
それがつづく所以なのかもしれない。
ところで、これまで一番よく作つたモチーフは、Tatting With Visual Patternsに出てゐるMasqueradeだらうと思ふ。
四つつないだり九つつないだりしたものをいくつも作つてゐる。これはいつかもつとたくさんつないだものを作りたいと思つてゐる。なににしたものか悩むところだがな。世の中にはこのモチーフをたくさんつないでショールにしてゐる人もゐるので、そんなのもいいかなあ。
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