現代のノマドへ
夕べはすこしだけかぎ針編みのスカーフを編んだ。
すこしだけ、一段も編んではゐない。
さて、一方タティングレースはどうなつてゐるかといふと、こちらも遅々としてはゐるが、進んでゐる。
先週、The Twirlyといふモチーフを七つつなぐことができた、と書いた。
その後、おなじモチーフを二つ、つなげてゐる。
中心のモチーフに六つのモチーフをつないだドイリー状のものを、ならべてつなぐつもり、とは、前回も書いた。
今回、思つたより進み具合がいい。
手が慣れてきたのか。あるいは気のせゐか。
この土曜日も出かけたので、出先にタティングレース道具を持つて出た。
結局、外ではなにもできなかつた。
持ち歩いてゐてもなにもできない、といふことはよくあることだ。
そんなんだつたら持ち歩かなくてもいいのに、と思ふ。
持ち歩かなければ荷物も減るしな。
とはいへ、現在のところ、がま口の財布に入るていどのものしか入れてゐないことを考へると、まあ、それくらゐなら持ち歩いてもいいかな、といふ気もする。
さうやつて、タティングレース以外にも、たとへばいまこれを打つてゐるポメラDM100や、読みさしの本や、手帳や萬年筆、その他こまごましたものを持ち歩いてゐる。
当然かばんは重たい。
一時、ちいさいかばんを持つやうにして、だいぶ荷物が減つた。ここのところ、ブロガーズトートを愛用してゐるので、また持ち歩くものが増えてきてしまつたのらしい。
ブロガーズトートなら、編みかけのものだつて入るよなあ。
さうは思へども、それをやつたら満員電車で邪魔になるよなあ、とも思ふ。
それでなくてもかばん自体がおほきいからな。できるだけちいさく折り込んで電車に乗るやうにはしてゐるけれど、中身が増えては如何ともし難い。
さうすると、やはり、タティングレース、なんだよなあ。
これまた先日から飯田へ行きたいと書いてゐる。
実はもうだいたい行く日は決めてゐる。
考へてみたら、りんごの時期なんて、紅葉狩りの客でバスも道路も大混雑かもしれない。
それなら、時期をずらして行つた方がいいのではないか。
とかいひながら、りんごの季節にも行つてるやうな気もするけれど。
ほんたうは、飯田への道中にタティングレースとかできるといいんだがなあ。
むかしは馬車で移動中にタティングレースにいそしんでゐた人もゐるといふし。
Nina Libinあたりも「現代のノマドへ」といふやうなことを書いてゐる。シャトルにビーズをとほした糸を巻いておけば、どこでだつて作ることができる。そんなやうことを、本に書いてゐる。
どちらかといふと、ノマド、といふよりは、家に引きこもつてゐたいのだが、いまの世の中さうも云つてはゐられない。
だつたら、糸を巻いたシャトルを持つて外に出るといふのもいい手かと思ふ。
もしかしたら最善手かも。
問題は、車中で手仕事をすることに、理解のない向きもある、といふことか。
« 九里をもつて半ばとしたつもり | Main | 来年の手帳 第一弾 »
Comments