九月になつてしまつた
進まない進まないと云つてゐるうちに九月になつてしまつた。
現在、かぎ針編みのスカーフは、まだ全四玉中の三玉目で編んでゐるところである。
だいぶ玉の終はりは見えてきてはゐるのだが、ハマナカのポームのレース糸はここから先が長い。
あとちよつと、あともう少しで編みきるのに、と思ひながら、ニ玉目もそこから一週間くらゐかかつてしまつた。
「あー、今日も終はらなかつた」とがつくりきたことも幾たびか。
その分編みきつたときの達成感は大きいが、とにもかくにもそこにたどりつくまでが長すぎる。
といふわけで、まだ四玉目に入つてゐない。
このままこのスカーフを編み終へられるのだらうか。
いや、それよりも、このまま編み続けるべきなのだらうか。
世の中、さうさう突然寒くはならないから、しばらくは綿のスカーフでもしのげるかな。
さう思はないでもない。
むしろ、毛のスカーフより綿のスカーフの方が長い期間使へるのではあるまいか。
どうせまだ秋冬用の糸も買つてないし。
いや、毛糸はいくらでもあるんだけど。
でも、今年編むつもりのリブセーター用にふさはしい糸はない。
逡巡するばかりである。
ちなみに、同時進行するつもりではふつてあるジレといふ名のヴェストは、とりあへずほどくかなあと思つてゐる。たいして編めてないしね。
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