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Thursday, 08 August 2013

俳号について

さうだ、俳句を作らう。
さう思つたのは、俳号に、「子」の字で終はる名前が多いことに気がついたからだ。
高浜虚子。山口誓子。水原秋桜子。
俳句を作ることにして、最後に「子」の字のつく俳号をつければいいではないか。

例によつて本末が転倒しまくつてゐるが、それは気にしてはいけない。

しかし、待てよ。
世の中、俳号の最後に「子」の字がつくのは、どうやら男の人ばかりのやうではあるまいか。
本名をそのまま俳号にしてゐる人はいざ知らず、上にあげた三人にしても、みな男。
女の人はどうなのか、といふと、どうやら最後に「女」をつけるのらしい。
杉田久女。中村汀女。三橋鷹女。

むむー、それはどうだらうか。
あ、あれか、いつそのこと、「求女」とかつてつけるか。「妹背山婦女庭訓」だな。でも俳号の場合はきつと「きうじよ」とかつて読ませるんだらう。
それもなにかがちがふ。

まあもとからなにかがちがふのだから、どうでもいい話か。

ところで俳号といふと、歌舞伎役者にもいくらもある。

俳句を作るかどうかは知らないが、俳名をもつ役者といふのは結構ゐて、その名前が弟子筋の役者の名前になつてゐたりすることがある。
また、俳名をつけたお家の藝をまとめたものとか、俳名を冠した興行なんてのもあつたりする。

普段、そんなことはまつたく意識しないで芝居を見てゐるが、ちよつとさういふことを考へながら見るのもおもしろかつたりするんぢやあるまいか。

もひとつところで、「芥川竜之介俳句集」なんぞを見てゐると、「これは芝居由来の句だな」といふのがいくつも見られる。
芝居と句とはつくものなのかな。

龍之介の俳号は我鬼。
鬼才にあやかつたものか。

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